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インターンシップ応募者の集め方、みきわめ方

シリーズ|インターンシップを考える

Published on 2019/09/12

いまや企業規模を問わず、多くの企業が実施しているインターンシップ。
前回に続き、本記事では、学生との早期のタッチポイントとして普及したインターンシップの集客・選抜方法について改めて解説します。

最新版・インターンシップの市況

採用広報期間の短縮化に伴い、ここ2~3年急速に普及してきたインターンシップですが、2018年の秋以降、より採用活動への効果を意図した色合いが強くなったといえます。

HRproの「経団連による就活ルール廃止発表に関するアンケート」によると、インターンシップを実施している企業は大手企業の約8割、中小企業の6割強であり、実施理由の上位3位も、以下のように採用を目的とした回答が並んでいます。

1位 採用期間に先立ってのエントリー数確保
2位 優秀な人材を確保するために有利
3位 競合対策

2019年3月に、HR総研が行った「2019年&2020年新卒採用動向調査」において、2021年の「インターンシップを実施予定」と答えた比率は大手企業が73%、中堅企業が60%、中小企業が43%です。「インターンシップを実施しない」と回答した企業は2割にすぎません。インターンシップは、もはや企業にとって外すことのできない基本的な採用施策と捉えられています。

学生にとってのインターンシップとは

学生の側はインターンシップをどのように受け止めているでしょうか? 2020年卒業予定の大学生・大学院生を対象に、HR総研が「楽天みん就」と2019年3月に実施した共同調査の「2019年卒学生 就職活動動向調査(6月調査)」によると、インターンシップに参加した企業から「早期選考会の案内」があった学生は文系では49%、理系では57%にものぼります。

そして、文系理系ともに80%以上の学生が「インターンシップに参加することは、その企業への就職に有利に働くと思うか」という質問に対し「有利」と回答しています。

早期選考会に招かれた学生には、早ければ大学3年生の秋に内定を得るケースもあり、学生にとってもインターンシップに参加したか否かが、就活の成否に大きく影響していたことがうかがえます。

応募者の集客方法:王道の「就職ナビ」掲載をすれば良い?

インターンシップで応募者を集客するにはどのような方法があるでしょうか?

HR総研が、就活クチコミサイト「就活会議」会員に対して行った「2020年新卒学生の就職意識調査」では、学生がインターンシップ情報を入手する経路は、文系、理系ともに「就職ナビ」がトップであり、文系の74%、理系の81%を占めます。

企業ホームページを参照している学生も増加しています。インターンシップの情報源として「企業ホームページ」と回答した学生は文系で48%、理系で42%と、前年よりも大きく伸びています。そのほか、増加傾向にある取り組みとして以下の手法があります。

・Web広告
・インターンシップ専用サイト
・プロモーションムービー
・ダイレクトソーシング

インターンシップを行う企業が主流となった現在では、いろいろな手法を組み合わせて学生を集める工夫をする必要があります。

例えば、就職ナビに概要や日程のみを掲載するのではなく、インターンシップ専用のマイページを立ち上げ、マイページ内のムービーで前年度のイベントの様子や登壇者の紹介を行うなど、臨場感あふれるメッセージを送ることで学生のワクワク感を維持したままインターンシップに参加してもらうことが期待できます。

数あるインターンシップの中で、自社の魅力をどう伝えるかをより意識していきましょう。

応募者の選抜方法:インターンシップの選考で注意すべきポイント

2020年入社の新卒採用においては、インターンシップの選考もエントリーシート、適性テスト、面接、グループディスカッションなど、まさに本選考に近いプレ選考というスタイルをとる企業が増えてきました。

学生の間でもインターンシップの定員が限られていることから「インターンシップは本選考より厳しい」「第一希望企業のインターンシップにはあえて応募しない」という声も少なくありません。インターンシップとはいえ「落ちた」という事実は学生にとっても影響が大きいことがうかがえます。

HR総研が、2018年6月に楽天「みん就」会員学生を対象に実施した「2019年卒学生 就職活動動向調査(6月調査)」によると、事前選考に落選した学生の4割以上は本エントリーしないという結果が出ています。

内容や受入れ体制により、多くの人数を受け入れられないインターンシップもあり、その場合、「本選考では合格ラインの学生が、インターンシップの選考に落ちてしまう」ことも十分にあり得ます。インターンシップの選考結果が本選考の機会損失を招いてしまわないよう、インターンシップ選考「不合格」の学生に対して、たとえば1dayの限定イベントを行い特別感を演出する、あるいはスペシャルなWebセミナーを行うなどのフォロー施策を通じて、本選考へつなげる工夫が必要といえます。

まとめ

企業にとっては早期の学生獲得を目指すため、インターンシップの実施はもはや外すことのできない、基本的な採用施策になっています。

多くの企業がインターンシップを実施するようになっているため、今後はインターンシップの募集~当日運営~開催後のフォロー(事前選考不合格者含む)~選考活動とインターンシップのプログラム内容までを含むトータルデザイン力が、新卒採用の成功を左右していくといえるでしょう。


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