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Interview

香川真司選手と、「プロ人材」を考える

Published on 2019/09/11

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Profile

香川 真司shinji kagawa

1989年3月17日兵庫県生まれ。17歳でセレッソ大阪に入団し、その後、プロデビュー。ボルシア・ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッド、ベシクタシュ JK と海外のトップクラブで活躍。2019年8月よりレアル・サラゴサでプレー。日本代表。ポジションは MF。

齋藤 亮三ryozo saito

㈱ヒューマネージ-代表取締役社長。1964年生まれ。静岡県出身。1988年、慶應義塾大学卒業後、日商岩井㈱(現・双日㈱)に入社。1999年4月、㈱アトラクス(現・NOC日本アウトソーシング㈱)へ出向、その後、取締役副社長に就任。2004年12月、適性アセスメント事業及びEAP事業を分社化して㈱アトラクス-ヒューマネージ(現・㈱ヒューマネージ)を新設、代表取締役社長に就任。

スペシャル対談

2019 年、ヒューマネージは採用管理システム「i-web」のテレビ CM を放送開始しました。この CM に出演いただいたプロサッカー選手-海外にて活躍する MF香川真司選手と、HR AGEの運営会社である(株)ヒューマネージ代表取締役社長-齋藤亮三のスペシャル対談をお届けします。

若い人たちの“プロ人材”になりたいという意識

齋藤

香川さんがプロの選手になられたのが、2006年。私が独立してオーナー社長となったのが、2007年。ちょうど同じくらいのタイミングです。いわば、プロの選手とプロの経営者になって10 数年経つわけですが、この10 数年を振り返ると、さまざまなことが変化していると感じます。我々のいる業界でも、人も人によりそれぞれです。転職も身近なものになりました。そのような変化のなか、最近、若い人たちから、「社外でも通用するスキルを身につけたい」という言葉をよく聞きます。以前のような“就社する”ではなくて、どこでも戦える“プロ人材”になりたいという意識。
もちろん業界は異なるのですが、香川さんも、若手の意識の変化を感じることはありますか。

香川

僕が高校生だったときと、いまの若い選手を比べると、意識や考え方は大きく違うと思います。サッカーは、やはりヨーロッパが先進国で、レベルや環境が違います。文化の違いもあって、たとえば僕がプレーしていたドイツでは、小さい子どもから年配の方まで、スタジアムでサッカーの試合を見ることが身近なイベントになっています。そのような違いがあるなかで、より海外に出てプロを目指す選手が増えてきていると感じます。

キャリアを重ねるにつれて役割も変わってきた

齋藤

実際、海外に出る選手が増えていますよね。

香川

時代的にも、僕らの世代は海外のサッカーをテレビで観る機会はなかった。いまの若い世代は、世界というものがもっと身近で、日ごろから意識できる環境なのかなと思います。僕らは、当時の日本のトップ選手を目標にしていましたが、いまの若い選手たちは、世界のトップ選手を目の前にして、その選手を目標にしている。そういう違いはあると思います。

齋藤

香川さんは、そういった若い選手と一緒にプレーする機会も多いと思いますが、彼らと接するうえで気をつけている点はありますか。

香川

2018ワールドカップが終わった後、若い選手がどんどん出てきました。日本代表も、メンバーが若返って、監督が代わって、いろいろなことが変化するなかで、自分自身の立場もこれまでとは違うものになってきたと感じています。若い選手とのコミュニケーションも意識してとるようにしていますし、サポートしていければと思っています。

チーム、そして個人に対しての”プロの結果”を追求し続ける

齋藤

チームのなかで、経験豊富な選手が若い選手にアドバイスを送ったり、反対に若い選手がアドバイスを求めたりといったことは、よくあるのでしょうか。

香川

自分自身が若い頃はどうだったかな…と考えると、僕は、アドバイスを積極的に求めることはな
かったです。見て覚える、見て育った感覚があります。チームとしては、上の世代と下の世代が融合していけばより強くなると思うので、いまの若い選手たちには、刺激を与える存在であると同時に、自分の経験をもとにいろいろなことを伝えていければいいなと思っています。

齋藤

香川さんが考える“プロ”と“アマチュア”の違いは、どのようなものでしょうか。

香川

そうですね…2006年にセレッソ大阪に入団したのがプロとしての始まりですが、正直なところ、
「毎日サッカーができて幸せ」という気持ちばかりで、プロになった実感はあまりありませんでした。初めはそんな感じでしたが、だんだんと、プロとして求められる結果であったり、サポーターの方の声援であったり、メディアの対応であったり、そういうものを経験するなかで「プロとは、こういうものだ」ということを感じていって、いまに至ります。
プロとして求められるのは結果ですので、もちろんこだわりますが、すべてを結果だけに求め過ぎてしまうとバランスが悪くなる。サッカーはチームでの戦いであると同時に、個人としての戦いもあり、自分自身でやりたいこととチームとしてやるべきことのバランスが大切です。変な喩えですが、自分自身の結果だけを求めるのであれば、パスなんて出さずに、とにかく自分だけシュートを打てばいい。でも、それではチームは勝てない。チームの勝利と、僕個人の戦いと、それをどう表現していくのかというのは大切なことだと思います。

期待を持って前向きに努力を重ねることで道が拓かれる

齋藤

CM撮影の際、現場には60名以上のスタッフの方がいて、みなさん別々の会社に所属している。その方々が、それぞれの持ち場で役割を発揮して、素晴らしいものが生み出されている―それを目の当たりにして感動しました。いま、香川さんのお話を伺って、一人ひとり、自分のスキルを高めるというのはもちろん大切なのですが、組織やチームで動く際には個と組織のバランスが大切で、個人の戦いを通じて、組織としても勝つ、そういう人がプロなのだなと思いました。
最後に、香川さんより、一生懸命プロを目指している若い方々へ、メッセージをいただけますか。

香川

僕は、プロになって10年以上になりますが、うまくいかないときは必ずあるし、たくさんあります。プロ一年目で試合にでられなかったり、そういう壁がたくさんたくさんあるなかで、どう努力して考え抜いて、諦めずにやり続けていくか。僕自身、海外に行けばいくほど、厳しい個の競争があって、海外選手との力の差を痛感したり、自信を失うこともあります。ただ、それで諦めるのではなくて、どう彼らに打ち勝っていくかを見つけて日々努力し続けていくか。うまくいかないときに、どれだけ修正して諦めずにやり続けて行けるか。そうすれば、道は拓けるんですよね。プロの人たちは、ジャンルは違っていても、みなさん、道が拓けることを信じて、諦めずに努力し続けているのではないかと思います。

齋藤

会社を経営するなかで、いいことばかりではなく、うまくいかないこともたくさんある。けれど、挫けずに努力を続けていれば、結果としてよい方向にいく。この年齢になっても、実感することは多いです。

香川

僕も日々そういう感じです。うまくいかないなぁと感じながら、都度前向きにモチベーションを高めてやってきて、それでもうまくいかないことはたくさんあって、でも次へ次へと、期待を持って前向きにやっている。もちろん、常にポジティブでいようとは思っていますが、やっぱりネガティブに、後ろ向きに考えてしまうときもあります。でも、それを修正しながら前向きに打ち手を考え抜いて努力を続ける。これからも、そうして進化していきたいと思います。

齋藤

きょうは、香川さんの誠実さ、真摯さ、前向きさに、私自身がエールをいただいた気持ちになりました。これからのご活躍を社員一同、応援しています。我々も、気持ちをあわせて、よりお客様に貢献し続ける会社になっていきます。本日は、ありがとうございました。

 

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