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Interview

内定者の8割以上がインターンシップ参加者。
東急住宅リースが目指す、学生との理想的な接点創出

Published on 2023/03/03

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Profile

島田 優輝Yuki Shimada

東急住宅リース株式会社
人事部 人材開発グループ

2021年、新卒入社。新卒採用の企画・運営全般に従事する。

東急グループ3社の賃貸住宅管理事業を統合し、2015年に営業を開始した東急住宅リース。設立以来急速に成長を続け、2022年12月には管理戸数が12万5千戸を突破しました。そんな同社の採用ポリシーは「学生一人ひとりの個性を尊重すること」。不動産オーナーをはじめ多岐にわたるステークホルダーと長期的に関係を構築する不動産管理業だからこそ、多様な学生と出会い、コミュニケーションを深めていると言います。「先輩社員と一緒に客先にまで同行する業務体験インターンシップ」など、徹底してリアルな相互理解を目指す同社の採用戦略について、人事部の島田優輝様にお話を伺いしました。

不動産管理会社だからこそ重んじる、学生とのコミュニケーション

まずは改めて、貴社についてご紹介いただけますか。

当社は、東急不動産ホールディングス傘下にある約250社のグループ企業の内、主要5社の1社として不動産管理事業を展開しています。不動産管理の主な役割は、賃貸不動産を所有しているオーナー様から依頼を受け、その資産管理を行うこと。賃貸不動産の収益性を高めるためには、多くの入居者様に長く住んでいただくことが必要であるため、入居者様へのフォローも大切な仕事となります。業界内における当社の特長としては、ITを活用したサービス提供(DX化)に取り組んでいることが挙げられます。紙媒体を電子化して入居申込や一部契約、更新等をオンライン化することで、入居者様の利便性を高めると同時に、社員の在宅ワークも普及しました。また、健康経営や社員のワークライフバランス向上にも取り組んでおり、「健康経営優良法人2022 ホワイト500」にも認定されています。

業界のリーディングカンパニーとして、積極的に新たな挑戦に取り組まれているのですね。そのような事業や社風に基づき、採用戦略をどのように位置づけているのでしょうか。

おっしゃる通り「最高のサービスを追求するために、常に変革し、留まらない」ことは当社の大切な理念の一つです。採用活動においても、共に新しい価値を創造してくれるような人材と出会うため、学生一人ひとりの個性や自分らしさを最大限に尊重しています。不動産管理では、オーナー様や入居者様、関連法人の方々など、多彩なステークホルダーと深く関わります。しかも、短期的な契約が主業務の不動産仲介などと違い、不動産管理では各物件のオーナー様と長期的に関係を構築し、不動産を管理していかなければなりません。だからこそ、我々も採用において応募者とのコミュニケーションを密にとり、応募者の個性を見極めると共に、応募者には当社の事業や仕事内容を深く理解していただくことを目指しています。

リアルな仕事体験や座談会を軸とした緻密なインターンシップ

応募者とのコミュニケーションを深めるため、具体的にどのような施策に注力されているのでしょうか

応募者との相互理解を深める上で、インターンシップは特に重要な施策と位置づけています。当社のインターンシップは選考の一環ではなく、あくまで不動産管理を知っていただく入り口として実施しているのですが、結果的にはインターン参加者が内定につながるケースもかなり多く、内定者の8割から9割はインターンシップ参加者というデータが出ています。

内定者の8~9割がインターンシップ参加者とは驚きの数値ですね。回数としてもかなり多く実施されているのでしょうか。

はい、学生に参加していただきやすいよう、回数も多く実施していますし、種類も多く用意しています。1dayインターンシップ、3daysインターンシップ、5daysインターンシップ、そして1~2ヶ月に1回開催する継続型インターンシップなどです。期間としては7月頃から2月末まで、およそ半年にわたって実施しています。もちろん、すべてに参加する必要はなく、都合のつく回や興味のある回に自由に参加していただいているのですが、嬉しいことにリピーターになってくださる方も多くいらっしゃいます。

1day、3days、5daysと日数別のインターンシップを設けているのはなぜですか?

1dayインターンシップと5daysインターンシップは以前から実施していたのですが、学生からは「できれば長期のインターンシップに参加したいものの、5日間だと長すぎて参加できない」という声もあがっていました。そうしたニーズに応えるかたちで、私自身が企画し、新設したのが3daysインターンシップです。結果的にはインターンシップ参加者がいっそう増加し、良い成功事例になりました。今後もさまざまな方との接点を創出するために、間口は広く設けたいと考えています。

インターンシップの内容については、どのような工夫をされているのですか?

オンライン開催と対面開催のどちらも実施していますが、期間の長いインターンシップは主に対面で開催しています。オンラインでは不動産管理業務を理解できるグループワークなどを実施しており、対面では約10名の社員を交えた座談会や、社員に同行して直に業務を体験する機会を設けています。

コロナ禍以降、オンラインのインターンシップも普及した中、対面でのインターンシップにも注力されているねらいは何でしょうか。

対面で社員と話し、会社の雰囲気やリアルな仕事内容を知りたいという学生の声が多いためです。もちろん私たちにとっても、当社の魅力や雰囲気を伝えやすいという対面の効果を感じています。特に、社員に同行して仕事現場や管理物件を直接見ることができるプログラムはとても好評ですね。不動産管理というのは、不動産賃貸や不動産売買と比べると学生にとって馴染みが薄いものです。しかし、実際に当社の管理している不動産を訪れ、社員とオーナー様が話しているところを見れば、仕事の内容や魅力が確実に伝わります。

対面インターンシップに参加した学生からは、どのような声が聞かれますか?

「不動産管理に対する意識が180度変わった」という方がとても多いです。学生の中には「不動産管理=マンションの管理人室にいる人」というイメージを持ち、住人へのご挨拶やエントランスの掃除といった仕事がメインだと思っている方もいらっしゃるのが現状です。しかし、当社のメイン業務はオーナー様の資産価値を向上させるコンサルティングであり、そのために入居者様のサポートも行います。多くの応募者は、そのように幅広いステークホルダーをサポートし、喜んでもらえるやりがいに惹かれて入社を決めてくださっていますね。

学生の個性を引き出す支援も採用活動の一環

ここまでのお話を踏まえ、改めて貴社の採用チームが大切にしているポリシーや、学生と接する上で共有している想いなどをお聞かせください。

学生の個性や自分らしさを引き出すことは、採用チームのメンバー全員が共有しているポリシーです。就職活動では自分の良さをアピールすることが必要となりますが、自分の良さがわからない、まだ気づいていないという学生も少なくありません。そういう方の個性を見出し、お伝えすることで、今後の就職活動にも活かしてほしいのです。「自分がどんな風に見えているのかわからない」という不安について、私たちに直接相談を寄せる学生もときどきいらっしゃいます。そういった方には、「人から自分のことをどう見られたいと思っているのか」そして「どう自分を表現すればいいのか」を考えるヒントを伝え、成長を促すようにしています。特に私の場合は採用チームの中で最も学生と年齢が近いので、同じ目線で悩みを聞き、不安なく就職活動に取り組めるような助言を心がけています。

今後挑戦したい施策や中長期的な採用戦略についてお話しいただけますか。

新たな手法やHRテクノロジーによるツールも積極的に導入したいと考えています。ただし、それは会社側の効率や利益を追求するのではなく、あくまで学生に寄り添い、就活の手助けとなる技術でなければならないと感じています。例えば現在当社ではAI面接の導入を検討していますが、これも学生が好きなタイミングで面接を受けられるという利便性が主な目的です。どれだけ技術が発展しても、当社が重んじる「人と人とのつながり」は引き続き大切にしていきたいですね。

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