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TOP  >  記事一覧  >  【2023シーズン最新事例】オンライン企画、2つの傾向

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新型コロナウイルスの影響下、応募者コミュニケーションについても新たな取り組みが求められる中、母集団形成から内定~入社に至るまで、あらゆるフェーズにおける効果的なオンライン化の試みが各社で進んでいます。今回は、オンライン採用のいまに改めて触れながら、最新の企業事例をご紹介します。

オンラインは「活用フェーズ」へ

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コロナ禍採用 3年目となる2023シーズンは、リアルでやっていたものをオンラインに移行するという単なる方法論ではなく、より目的に合わせた自社独自の中身が問われ、各社ごとのこだわりが表れる活用フェーズに移行していると言えます。実際に、企業様からは細分化されたターゲットに対してのWebセミナー、リアルでは会いづらかった応募者層へのアプローチ、社内リソースのさらなる活用……など、多岐にわたる事例を伺うようになりました。

 

これまで応募者との接点と言えば、長時間の会社説明会や大型イベントなど、一点集中型のコミュニケーションが主流とされてきました。しかし近年は、オウンドメディアの台頭やWebセミナーの一般化からもわかるように、「頻度高く、長期的に」関係を構築していくスタイルに変化しています。これは「情報を引き延ばして小出しにする」という意味ではなく、手元にあるさまざまな材料を用いて、あらゆる角度から会社のらしさ、や魅力を伝えていくことを意味します。これまでは切り口にし得なかった会社のリアルを、オンラインを駆使して伝えていくことができるようになったいま、より豊かなコミュニケーション展開がカギを握っていると言えます。

企業事例にみる2つの傾向

インターンシップ、選考、内定者フォロー等、採用活動でオンラインを活用するにあたり重要なポイントとなるのが、「オンライン化によって施策の意図が損なわれていないか」「自社の施策の意図を網羅できているか」という点です。オンライン化に成功している企業は、リアルな施策と同等~それ以上の効果がでるよう、さまざまな工夫を凝らしているようです。とりわけ2023シーズンにおいては、プラットフォームやツールも活用しながら下記のような傾向がみられます。

 

傾向① マイページを活用し、事前に「準備」と「集約」を行う

 

事例1 仕事体感インターンシップ(広告代理店

街やネット上の広告で応募者が一番気に入った写真や画像を事前にマイページにアップし、現職のクリエイターとともにオンラインディスカッションを実施。広告の捉え方、効果測定、データの活かし方、実際の広告制作工程など、応募者の視点を切り口に多岐にわたる業務を解説していく。

 

事例2 セミナー登壇者にフォーカスしたオンラインセミナー(アパレルメーカー)

職種別のオンラインセミナーに登壇する現場社員のプロフィールを事前に紹介。マイページ上で質問を受け付け、セミナー内で回答を行う。当日はチャットでも質問を受け付けることで、企業が伝えたい情報と学生が知りたい情報を凝縮したメリハリのある企画を実現している。

 

事例3 オンライン社員訪問(人材コンサルティング)

マイページ上で会いたい社員を探し、日程を調整したうえで「オンライン社員訪問」を実施。訪問可能な社員は応募者の属性やタイプにあわせて表示することで、ミスマッチを防ぎ、効果的なアプローチを実現する仕組みづくりを行っている。

 

傾向② 企画に連続性を持たせ、シリーズ化する

 

事例1 社内アンケートの有効利用(機械メーカー)

さまざまな年次や職種の社員にアンケートを実施。属性別に集約した内容を応募者に向けて毎週メルマガとして配信する企画を行う。「会えない選考」下でも、社員の顔と声が定期的に届くマーケティング施策を打ち出している。

 

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事例2 内定者への学びを促進するオンライン研修(製薬メーカー)

会社の歴史や目指す未来を、選考中よりもさらに踏み込んだ角度から学び、新たな発見をしてもらうことを目的としたオンライン内定者研修を実施。ともに働く仲間とのつながりも重視している。

 

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まとめ

オンライン化が当たり前になった一方で、リアル施策の使いどきを検討する企業の動きもみられますが、いずれにしても重要なのは、自社のらしさを表現し、意図を伝えるためにどのような方法やタイミングを選び取るか? という視点です。現状実施されている施策やプログラムを、さらにブラッシュアップするためのヒントとして、ご活用いただければと思います。


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