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会社説明会もオンラインで。効果的なWEBセミナー活用

シリーズ│採用活動のオンライン化

Published on 2019/10/10

採用チャネルが多様化し、採用手法の選択肢が増える一方で、採用業務は今まで以上に複雑化しています。採用プロセスの効率化は、多くの企業の共通の課題です。そうしたなか注目されているのが、HRテクノロジーを活用した取り組みです。応募から採用に至るまでの情報をシステム上で一元管理できる採用管理システムや、会社説明会のオンライン化などは、多くの企業が導入し、効率化、そして求める人材の獲得へと繋げています。このシリーズでは、今後ますます拡がりをみせるHRテクノロジーの潮流と、その取り組みについてご紹介します。

 

 

会社説明会は対面型からWeb型へ

Web説明会とは、スマホやPCなどを通じて、どこからでも視聴することができるオンライン上で開催される会社説明会のことです。企業のホームページで個別に配信していることもありますが、一部の就活サイトでもサービスが実施されており、さまざまな企業のweb説明会を一括して視聴できます。従来の対面型会社説明会への参加者がここ数年減少傾向にある中、Web説明会は増加傾向にあり、株式会社ディスコが行った、43.5%の学生がWeb説明会の視聴経験があると回答しました。また50%の学生がWeb説明会をスマホで視聴しているというデータもあります。

Web説明会/セミナーのメリット

従来の対面型の説明会やセミナーは、会場手配・費用の負担に加え、参加人数に限度があるため、満席で予約できない応募者に不満を抱かせるというデメリットがありました。また地方の学生や海外の留学生など、会場に足を運ぶことが物理的に難しい人もおり、そこに含まれる優秀な人材を取り逃がす要因にもなっていました。一方Web型の説明会やセミナーは、会場のキャパシティによる制約を受けないことから、1回あたりの参加人数を数千名に増やすことが可能です。またインターネット環境があればどこからでも参加できるため、地方の学生や海外の留学生も参加しやすく、採用機会の拡大が期待できます。さらに応募者の負担(時間・費用)も軽減し、選考参加意欲や満足度の向上も図れます。

録画した説明会の動画を何度も繰り返し使える点も大きなメリットです。この点において、参加希望者の多い大手企業に限らず、会社説明会を開催するマンパワーが不足している企業や、複数回開催しないと人数が集まらない企業、東京等の大都市に本社があり、地方学生を採用している企業、もしくは採用を検討している企業などにも向いているでしょう。

映像配信方式を使い分け、採用成果につなげていく

Web説明会/セミナーには、ライブ配信型とオンデマンド配信型の2つの映像配信方式があります。セミナー内容そのものがコンテンツとなるため、自社の資産として蓄積が可能です。また採用管理システムを導入していれば、採用マーケティングの考えをもとに、どのタイミングでどのターゲット層に配信するかなど対象を絞ることもできます。

●ライブ型
ライブ型は、応募者が視聴できる配信日時を限定し、リアルタイムで流す映像配信方式です。特徴としては、会場キャパシティの制約がないことに加え、チャット機能で学生が質問を投げかけ、企業側のプレゼンターがそれに応えることで、リアルタイムの双方向のコミュニケーションが可能になります。

●オンデマンド型
オンデマンド型は、あらかじめ録画された映像をオンライン上のコンテンツとして掲載して、配信する方式です。学生は都合のよい時間に掲載ページにアクセスし映像を視聴できます。エントリーシートの提出や面接など、選考プロセスの要所ごとに繰り返し視聴できることが特徴で、またライブ配信方式で流したWebセミナーの映像を録画しておき、後日オンデマンド配信方式で再び配信することも可能です。

まとめ

Web説明会/セミナーは、企業だけでなく応募者にもメリットがあることがポイントです。インターネット環境があればどこからでも参加できるため、地方の学生や海外の留学生も参加しやすく、応募機会、採用機会の拡大が期待できます。また応募者の負担(時間・費用)を軽減し、選考参加意欲や満足度の向上も図れます。

セミナー内容そのものがコンテンツとなるため、自社の資産として蓄積でき、また採用管理システムを導入していれば、採用マーケティングの考えをもとに、どのタイミングでどのターゲット層に配信するかなど対象を絞ることも可能です。

ただ参加して視聴してもらうだけではなく、どの層に見てもらうか、誰が見たかなどを分析・管理していくことが重要といえます。


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