MENU

TOP  >  記事一覧  >  【2020年8月現在】2022卒向け 企業のインターンシップ実施動向(速報)

HR INFORMATION

【2020年8月現在】2022卒向け 企業のインターンシップ実施動向(速報)

Published on 2020/08/28

新型コロナウイルスの流行は、残念ながら、いまだ予断を許さない状況です。そのようななか、各社では2022新卒採用に向けた取り組みがスタートしています。採用戦略の立案にあたり、最新のデータをお役立ていただくべく、2022年卒向けのインターンシップについて、企業の最新動向(2020年8月下旬現在)を速報でお届けします。(本記事は、先月の記事のデータ・内容を最新化したものとなります)

 

対象:採用管理システム「i-web」に登録されているインターンシップ実施に関するデータ

インターンシップを実施する企業は約8割。8月に約4割、9月に約2割の企業が実施

2020年8月時点で、2022年卒向けのインターンシップについて「実施する/した」という意向の企業は78.9%と8割近くにのぼり、先月のデータと比較して微増(+2.1pt)という結果となりました。初回のインターンシップ実施時期については、「8月」の企業が最も多く、39.6%。次いで「9月」の企業が21.7%となっており、9月の割合は先月のデータに比べ5.3pt増えています。

 

実施を決定している企業の開催時期については、依然として「昨年と同じ」が約6割(58.7%)を占めるものの、先月のデータと比較するとわずかに変化が見られ(「前倒し」が4.4%→6.4%、「延期」が15.6%→16.6%)、当初の予定を見直した企業もあったようです。日々移り変わる状況をみながら、インターンシップの検討を進めていることがうかがえます。

 

2022年卒向けインターンシップの実施意向

 

画像1

 

「実施」の企業について:2022年卒向けインターンシップの初回開催時期

 

画像2

 

「実施」の企業について:昨年(2021年卒向け)と実施時期を変更するか?

 

画像3

7割の企業がオンラインインターンシップを導入。この1ヶ月間で、インターンシップのオンライン化がさらに広がる

インターンシップの実施意向、初回実施時期については先月からさほど大きな変動は見られませんでしたが、開催手法には注目すべき変化がみてとれます。実施方法が決定している企業では、オンラインのみの開催とした企業は33.3%、オンラインとリアル(対面)のハイブリッド型とした企業は37.6%と、全体の7割以上の企業が何らかの形でオンラインインターンシップを取り入れていることがわかりました。先月のデータでは、オンラインインターンシップを取り入れている企業の割合(オンラインのみ+オンラインとリアル(対面))は63.5%だったため、明らかに増えていることがわかります(+7.4pt)。この1ヶ月間でオンラインインターンシップへの切り替えがさらに進んでいることがうかがえます。

 

実施方法が決まっている企業について:2022年卒向けインターンシップの実施方法

 

画像4

急速に広がりをみせるオンラインインターンシップですが、参加者の通信コストや集中力などの問題から、リアル(対面)のインターンシップと比較して各回の所要時間が短い傾向にあるようです。限られた時間で、参加者と企業の双方にとって有意義な機会にするには、プログラムの企画や参加者の満足度を高める工夫など、“オンラインならでは”の工夫が求められるといえます。

 

たとえば、インターンシップの内容に関連する情報を事前にマイページで配信し、参加者のモチベーションを高めたり、グループワークの課題内容を参加者に事前に配信してアウトプットを意識してもらう期間を設け、当日の達成感が得られるようにしたりなど、リアル(対面)でないからこそ、事前準備を工夫しているケースもあります。さらに、抽選に落ちて参加できなかった学生へのフォローとしてライブセミナーを配信する、インターンシップ参加者には継続してオンラインでの交流の場を設けるなど、プログラムの内容だけにとどまらない施策をおこなうことがインターンシップの効果を高めるといえます。これまでとは異なる環境だからこそ、オンラインインターンシップでは、インターンシップの「前」「後」も含めた施策を見直す必要がありそうです。

 

まとめ

オンラインインターンシップ元年ともいえる2022シーズンは、「参加者・企業双方にとって効果のあるオンラインインターンシップ」を模索し、工夫を重ねる一年になるといえます。オンラインインターンシップの「前」「後」も含め、インターンシップで得た出会いを選考やその先の体験につなげていく一連の施策についても、参加者目線×オンラインインターンシップならではの工夫がポイントになってくるといえそうです。

調査概要

調査主体:株式会社ヒューマネージ
調査対象:2022卒向けに採用管理システム「i-web」をご利用いただいている企業様の中からアンケートにご回答いただいた企業様
回答企業数:298社
調査期間:2020年8月18日~2020年8月24日


関連記事

Interview

インタビュー記事一覧へ

Seminar

コンテンツがありません

セミナー一覧へ