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Interview

学部・学科不問、挑戦するマインドを歓迎。
湖池屋が長年にわたってジェネラリスト採用を続ける理由

RECRUITMENT

Published on 2026/09/25

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Profile

保村 文香Fumika Yasumura

株式会社湖池屋
人事部 キャリア開発課 課長代理

2017年新卒入社。首都圏エリアの総合スーパーマーケットの営業担当として、商談・提案に従事。2018年より営業戦略統括部(現)にて、全国の流通業に対し販促支援を担当。2025年7月より現職。新卒採用を中心に、中途採用や研修の企画・運営にも携わる。

荒木 優衣Yui Araki

株式会社湖池屋
人事部 キャリア開発課

2026年新卒入社。新人研修の後、人事部に配属。主に高卒・大卒の新卒採用を担当し、採用イベントの企画立案や学生との面談などに従事している。

湖池屋は、1962年に日本で初めてポテトチップスの量産化に成功するなど、常にスナック菓子業界において独自の存在感を放ってきました。「未常識を形にする」という考えを軸に、新しい価値を生み出し続けてきた姿勢は、新卒採用にも色濃く表れています。学部・学科を問わないジェネラリスト採用や、新たに導入した「手書きレポート」、多種多様な社員との接点づくり――。採用担当の保村様と荒木様に、湖池屋独自の採用施策について詳しく伺いました。

学部・学科を問わないジェネラリスト採用を実施

まずは、貴社の事業内容や強みを教えてください。

保村:
当社は1953年創業のスナック菓子メーカーです。2016年に大規模なリブランディングを行い、低価格競争が続くポテトチップス市場に高付加価値商品を投入し、プレミアムスナック菓子という新しい分野を切り拓きました。自分たちの力で、常識ではなかったことを新しい常識に変えていく「未常識を形にする」というマインドが当社の強みであり、採用活動でもこの言葉をスローガンに掲げています。

「未常識を形に」を採用でもスローガンに掲げているとのことですが、具体的にどのような学生を求めていますか。

保村:
社内には「新しい方へイケイケ、面白い方へイケイケ、難しい方へイケイケ」という考えがあり、この精神に共感し、それらへの挑戦を心から楽しめる方を求めています。現状維持を選ぶほうが楽な場面もありますが、それでも挑戦を楽しめる方を採用したいと思っています。
また、生成AIの普及により、誰もが簡単に情報へアクセスできる時代になりました。だからこそ、自分らしさを失わずに自らの頭で考え、独自の答えを導き出す力を採用では重視しています。

荒木:
「新しい方へイケイケ、面白い方へイケイケ、難しい方へイケイケ」は、2016年のリブランディングで方針転換をした際に打ち出した言葉で、社員が判断に迷ったときの指標にもなっています。経営者がこの言葉を発信することもよくありますし、私自身、業務で判断に迷ったときにこの言葉を思い浮かべ、意識して行動することが多いですね。

貴社は学部・学科不問のジェネラリスト採用を行っています。その目的や意図を教えてください。

保村:

湖池屋では、「次世代の幹部候補」として新卒採用を行っています。社員一人ひとりが職務に必要な専門性を高めることはもちろん重要ですが、一つの領域に留まらず、多様な経験を積むことで、より広い視野と専門性を掛け合わせた「個の力」を磨くことができると考えています。そこで、コース別採用を行わず、学部・学科不問のジェネラリスト採用を行っています。
入社後、当社の社員はジョブローテーションにより、多様な部署で多様な経験を積みながら、幅広い視野と高い視座を培います。配属先は社員の希望と、会社の考える適性とをすり合わせて決まっていきます。たとえ想定していない部署に配属されたとしても、それを自分の成長の糧として捉え、意義や楽しみを感じられる。そんな方なら、きっと当社で大いに活躍していただけるはずです。

多様なキャリアの社員と接点を設け、学生の可能性を広げる

選考フローやインターンシップなどのイベントで、特に工夫されている施策がありましたらぜひ教えてください。

保村:
採用にあたって意識しているのは、「毎年、あえて新たな変化を起こすこと」と「ジェネラリスト採用の魅力を伝えるため、マッチングの機会を設けること」です。
前者の「あえて新たな変化を起こすこと」に関しては、直近の2027年卒採用で「手書きレポート」を導入し、店頭や日常の中で湖池屋の商品に触れて感じた課題や解決策を、A4サイズの紙1枚に自由に表現してもらいました。これは、当社でジョブローテーションを楽しんでいる社員を分析したところ、動画選考や自己表現の自由課題を義務やタスクと捉えず、手間をかけて楽しんでいた人が多かったことから導入した施策です。

マッチングの機会も設けているとのことですが、どのような施策を実施していますか。

保村:
座談会や面談などを実施して、先輩社員との接点を増やしています。「湖池屋にはさまざまな自己実現の選択肢があり、自律的にキャリアが形成できるんだ」という実感を抱いてもらえるよう、文理を問わず多様な社員を呼んでいます。

採用広報施策で工夫していることはありますか。

保村:
当社は学生から「安定志向で伝統的な企業」というイメージを持たれやすいのですが、実際は若手の裁量が大きく、挑戦を歓迎する風土があります。採用広報では、商品や事業の紹介にとどめず、過去の苦境などリアルな変遷も発信し、実像とのギャップを丁寧に埋めています。
例えば、採用ホームページに掲載している「新生湖池屋のプロジェクトストーリー」ではリブランディングを取り上げ、苦境を乗り越えて新しいことを生み出してきた軌跡を発信しました。また、先にお話ししたように、社員と学生が出逢うマッチングの機会を設けているほか、マイページにも社員の仕事紹介を掲載しています。多種多様な社員を採用広報活動に巻き込んでいるため、学生も「自分と似たタイプの先輩が活躍している」と共感しながら選考に進んでくれます。

荒木:
入社1年目の私が採用担当として学生と向き合うことで、学生に「湖池屋には、早い段階から大きな裁量を与えられ、活躍できる風土がある」ことを理解していただけたらと願っています。

入社後のイメージを抱けるよう、情報発信に注力する

保村様は採用活動を通じて、どのような瞬間に喜びを感じますか。

保村:
他部署で10年近く過ごす中で感じていた湖池屋の魅力を、今度は人事という立場で言葉にして学生に届けるようになりました。学生と社員の接点を増やす中で、協力してくれた現場の社員から「学生と話すことで湖池屋の良さを再確認できた」という声をもらうことも増えました。そんなとき、「採用広報の取り組みが社内のエンゲージメントを高めるきっかけにもなっている」と喜びを実感します。

荒木様は、入社1年目という立場で採用業務に携わる中で、どのようなやりがいを感じますか。

荒木:
私は配属3日目に採用業務を任せてもらい、1カ月後には会社説明会を担当するようになりました。他社に就職した友人から「そこまで任されているの?」と驚かれるほどで、早い段階から経験を積めていることがやりがいになっています。
一方、学生との面談などを担当していると、当社の採用ニーズと学生の当社に対するニーズの両方を汲み取り、採用施策に落とし込んでいくことの難しさを感じることもあります。だからこそ、学生からポジティブな反応をもらえると、とても嬉しいですね。

最後に、今後の採用活動についてご展望をお聞かせください。

保村:

湖池屋は今、スナック菓子の枠を超えて、「食の領域」への進出やグローバル展開という新機軸に、全社一丸となって挑んでいます。採用広報では、この「ポテトチップスだけではないダイナミックな魅力」や「経営陣との距離の近さ」をどう伝えるかに注力しています。
直近では採用サイトの大幅な見直しを進めているほか、内定者フォローの段階で実際の社内会議を体験してもらう試みも始めています。また、今後は管理職の登壇も増やしていきたいと考えています。ジェネラリストとしての将来像や社風について、入社後のイメージをより具体的に描けるような施策を打ち出していきたいですね。

荒木:
私は、より多くの学生に会っていきたいと思っています。入社一年目という就活生に近い立場にいることが、採用業務を進めていく上で大きな強みになると自負しています。一方で、わずか1年の間でも学生の価値観や採用市場のトレンドが大きく変化していることを肌で感じます。だからこそ、自分の経験だけに頼るのではなく、今の学生が何を求めているかを丁寧に汲み取りながら、採用施策に反映させていくつもりです。


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