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いま、注目を集める採用マーケティングの考え方

シリーズ|採用マーケティング

Published on 2019/11/21

求職者優位の“採用氷河期”が依然として続くなか、採用スケジューㇽの動向や新たなHRテックツールが注目され、採用活動を取り巻く環境も変化を続けています。そんななかいま注目されているのが、マーケティングの概念を採用活動に当てはめた「採用マーケティング」です。企業と応募者のより深い理解に基づく採用-就職を実現するための採用マーケティングの背景や考え方をご紹介します。

採用マーケティングで学生との接点づくりを

依然として求職者優位の売り手市場が続き、企業にとっては“採用氷河期”とも呼べる状況が続いています。一方、2018年秋の経団連会長の会見に端を発した、いわゆる就活スケジュールの廃止をめぐる一連の動きから、にわかに「通年採用」というキーワードが注目を集めています。結果として、企業側にはさらなる早期化、長期化に対応する施策が求められるようになっています。そこでより一層重要になると考えられるのが、応募者になる前の学生との接点づくりや関係性の維持です。そうしたなか、従来の採用手法にマーケティングの視点を取り入れた“採用マーケティング”が大きな注目を集めています。

求める人材をいかに自社への入社に結びつけるか

そもそもマーケティングとは、モノを売る仕組み作り、そしてヒトを購買行動に結びつけることです。このことから、採用マーケティングとは、ヒトを採用する仕組み作り、そしてヒトを自社への入社に結びつけることと定義できます。インターネットやSNSなどの登場によって、ユーザーの購買行動は日々変化しています。また現在は、ユーザーにとって価値あるコンテンツを提供することで、最終的にファンとして定着させることを目指すコンテンツマーケティングの時代であり、「DECAX」(Discovery:発見、Engage:関係構築、Check:確認、Action:行動、Experience:体験と共有)と呼ばれる行動モデルが注目されています。加えて、HRテクノロジーの進化とともに、人材データを活用し、要因分析・予測分析を行うピープルアナリティクスが注目を集め、さらに採用管理システムの普及によって、採用戦略の施策に向けたデータ活用がますます重要視されるようになってきました。多様化する応募者に対する、個人に応じたアプローチやフォローを考えていくうえでも、データ管理は不可欠です。このような背景から、マーケティングの視点を採用活動に取り入れた戦略を立てることが、今後、採用活動の成否のカギを握ると考えられます。

自社の情報や魅力を整理し、伝えるべき要素を煮詰めていく

まず採用活動において最初に行うべきなのは自社の魅力を応募者や潜在応募者に知ってもらうことです。社名のPRや説明会への誘致などに留まらず、自社の製品や社会活動、働き方、社員の魅力や活躍フィールド、研修の中身や内定式の様子・・・など、自社の“らしさ”を様々な切り口で情報発信し、応募へと繋げていきます。最新のデジタルマーケティング手法では、リード(見込み顧客)の獲得以上に、リードとの関係構築と育成(リードナーチャリング)が重視されていますが、それは採用マーケティングでも同様です。応募者との関係構築や育成を重視することで、採用ブランドや志望度がより一層高まります。そのためには、タイムリーかつ継続的な広報活動が重要となります。

 

また、マーケティングを効果的に実践するためには、市場調査が最も重要であることはいうまでもありません。市場、すなわち「対象者がどのような人なのか?(嗜好・行動の傾向など)」を判断できる科学的なデータをもとに、伝えたいことを“伝わる”方法で届けることが必要となります。一般的なマーケティングは、科学的なデータにより対象者をプロファイルすることで、マス・マーケティング→セグメントマーケティング→One to Oneマーケティングへと進化してきましたが、採用マーケティングにおいても、HRテクノロジーの後押しにより、根拠のあるOne to Oneマーケティングが可能になってきています。自社の採用の最適化に向けて、採用マーケティングの考え方を活用しながら、科学的なデータを蓄積し、PDCAサイクルを回していきましょう。

まとめ

採用マーケティングは、さまざまな背景や採用マーケットの動向によって、急速にその必要性が唱えられています。しかし、その基本となるのは、「求める人材に、『伝わる』方法で、自社の『らしさ』を届け、入社したいと思わせる」というシンプルかつ採用のあるべき姿ともいえるものです。マーケティングの手法論だけに捉われる必要はなく、マーケティングの基本的な考え方と、科学的なデータ分析、そして人事担当者が日々伝えている企業の「らしさ」が結びつくことで、より良い採用活動の実現につながると考えられます。


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