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Interview

「魅力づけ」を超えた「共感づくり」。
電通総研の採用が学生を惹きつける理由

RECRUITMENT

Published on 2025/04/04

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Profile

岩瀨 剛志Tsuyoshi Iwase

株式会社電通総研
採用推進部 新卒採用グループ

2011年、新卒入社。エンジニアとして4年経験を積んだ後、顧客の海外展開プロジェクトやクラウド環境への移行支援など、複数のプロジェクトを統括。2019年から上海の現地法人に勤務。帰任後は「2025年の崖問題」に対応し、レガシーシステムの課題解決に従事するとともに、新システムへの移行プロジェクトのプロジェクトマネージャーを歴任。2023年、採用推進部に異動し、2026シーズンから新卒採用チームのリーダーを務める。

1975年の設立以来、システムインテグレーターとして様々な業種と取引を重ねてきた電通総研。2024年の社名変更を機にグループ会社を統合し、事業領域を拡大。システムインテグレーション・コンサルティング・シンクタンクを主軸事業とし、「社会、企業、生活者からの期待に応える存在」となるべく新たな一歩を踏み出しました。新卒採用では「関わる全ての人々が幸せになる採用活動を実現する」をビジョンに掲げ、学生一人ひとりが「ありたき姿」を考え、実現できるよう、多様な接点を設けています。「学生の幸せ」に焦点を当てたユニークな取り組みの狙いと効果について、新卒採用グループの岩瀨様にお話しを伺いました。

目指しているのは、関わる全ての人が幸せになる採用活動

まずは貴社の事業内容についてご紹介いただけますか。

当社は、お客様や社会が抱えている課題解決を目的に、システムインテグレーション・コンサルティング・シンクタンクの3事業を展開しています。設立は1975年で、長年にわたりシステムインテグレーターとして幅広い業種の顧客と取引を重ねてきました。

2024年1月には、社名を「電通国際情報サービス」から「電通総研」へと変更。それに伴い、グループ子会社2社を統合し、電通グループ内のシンクタンク機能を移管。コンサルティング機能とシンクタンク機能を加えた3事業体制へ移行しています。

現在掲げられている長期経営ビジョン「Vision 2030」についてもうかがえますか。

長期経営ビジョン「Vision 2030」では、「社会、企業、生活者からの期待に応える存在」をありたき姿として掲げ、その実現のために4つの自己変革――「拓くチカラ」「創るチカラ」「稼ぐチカラ」「支えるチカラ」を推進しています。多様な人材やテクノロジー、ソリューションを組み合わせて「X Innovation(クロスイノベーション)」を起こし、社会や企業に変革をもたらす存在になることを目指すと同時に、2030年までに売上高3,000億円を達成する目標を掲げています。新卒採用で入社する社員には当社に新たな風を吹き込んでほしいと大きな期待を寄せており、これからも積極的に採用を続けていく方針です。

X Innovation(クロスイノベーション)を起こす上で、新卒入社の方が重要な役割を担うのですね。採用ポリシーや求める人物像についても教えてください。

当社では「成長期がはじまる」を採用コンセプトに掲げ、学生のみなさんに「社会人になった今こそ、新たな成長期のスタート。一緒に成長しよう」というメッセージを発信しています。

また、私たち新卒採用チームは「関わる全ての人々が幸せになる採用活動を実現する」というビジョンを掲げています。特に学生のみなさんには、自分の「ありたき姿」をしっかりと描き、そのフィールドとして電通総研が相応しいかどうかを判断してほしいと考えています。そのため、いわゆる「自社の魅力付け」よりも、お互いを確認し合うことを重視した採用活動を行っています。

人と仕事にフォーカスした採用イベント

応募者と貴社がお互いを確認し合うため、具体的にはどのような採用イベントを展開されているのでしょうか。

毎シーズン、大学2年の3月頃から情報を公開しており、複数のオープンカンパニーをオンラインで実施しています。「人や仕事を知っていただくこと」が目的ですので、現在は会社紹介を動画などで行い、双方向のコミュニケーションとしてQ&Aの時間を長めに取っています

例えば「スタートアップセミナー」では、広く一般的な就職活動に対する当社の考えをお伝えした上で、学生の方々の質問に答えています。また、「クロストーク」というプログラムもあり、内定者や社員2名が登壇して、時期に合わせたテーマで就職活動や仕事内容、働き方に関する疑問にお答えしています。さらに当社の業務を疑似体験する「オンラインワーク」も行っています。

ほかにも、さまざまな部門の社員に対面で会える場として「電通総研 MEET!」というプログラムがあります。いくつかのテーブルを設け、各テーブルで社員と対話し、最後に最も興味を持ったテーブルの社員と話してもらう形を取っています。最近はオンラインでも同様のイベントを実施しています。

学生の方々からの反応はいかがですか。

ありがたいことに、参加した学生のみなさんが口コミで「電通総研のオープンカンパニーは面白い」と広めてくれていて、評価も非常に高いんです。自社取得のアンケートでは満足度について10点満点中9.5ポイントという高い評価をいただいています。

選考フローでも、貴社ならではのユニークな取り組みがあると伺いました。

一次面接では、即興スピーチをしてもらっています。具体的には、こちらの伝えるワードについて即興で話してもらうというものです。この方式は20年以上継続しています。その後の時間は質疑応答に充て、人事担当者と現場社員が学生からの質問に答えていきます。

即興スピーチを課す意図はどこにあるのでしょうか。

当社の社員は顧客と向き合いながら、潜在的な課題を浮き彫りにし、解決策を導き出す役割を担っています。その際、コミュニケーションの場で瞬発力や論理的思考力を発揮する場面が多々あります。即興スピーチを課すことで、そうした力が備わっているか評価の観点として確認させてもらっています。

電通総研らしさの理解を促進するマイページコンテンツ

貴社では会社説明会を実施せず、就職セミナーや大学の合同説明会で会社の概要を紹介しているとうかがいました。

当社のイベントはすべて、人や仕事に焦点を当てて「電通総研らしさ」を知っていただくことを目的にしているので、いわゆる「会社説明会」は基本的に行っていません。その代わり、マイページ内に会社の概要を紹介するコンテンツを用意しています。「IT業界とは?」「電通総研はどんなことをやっているの?」など、複数のテーマごとに5分程度の動画を配信し、当社を知るきっかけにしてもらっています。今後は変化する可能性がありますが、イベント形式での一方的な会社紹介では伝えきれない部分を、コンテンツを利用して補足する形式となっています。

採用サイトを拝見すると、社員紹介やクロストークがかなり充実している印象を受けます。マイページでも同様の社員紹介を行っているのでしょうか。

マイページでは社員紹介のコンテンツをさらに充実させています。会社紹介動画を見て「もっと知りたい」と思ってくださった方に向けて、約100名分の社員紹介記事や動画を掲載しています。採用サイトでは認知度向上を目的とし、「初めて見る学生がワクワクする」ような内容づくりを意識していますが、マイページでは更新頻度を上げ、より多角的な情報を発信するよう心がけています。応募者の方々からは「コンテンツが豊富で興味深く学べた」「マイページの情報を他社の就職活動でも活用できた」などの声をいただいています。

ここまでお話を伺うと、貴社の採用活動が徹底して「学生の幸せ」を第一に考えていることが伝わってきます。岩瀨さんご自身は、どのような思いで採用業務に携わっていらっしゃるのですか。

私自身は2023年から採用業務に関わっていますが、それ以前から当社の風土として「関わる全ての人の幸せ」を大切にする姿勢が根付いていると感じてきました。採用活動においても、この考えを実現するには当社らしさをしっかり理解していただくことが欠かせませんし、将来的には入社した方が5年、10年とキャリアを重ねる中で「電通総研で良かった」と思ってもらえるような採用を目指しています。ですので、実際に入社した社員から「入社前後のギャップがなく、楽しく働けている」と言ってもらえると、この方針でやってきて本当に良かったと思いますね。

最後に、今後の採用活動についての展望をお聞かせください。

今後も変わらず学生の幸せを第一に考え、社会に羽ばたく学生を後押しできるような採用活動を進めていきたいです。その中でも特に力を入れたいと考えているのが、採用に直結する部分は少ないと考えていますが、大学1・2年生などの低学年向けの活動です。大学との連携も視野に入れながら、仕事観やキャリア観を育むためのコンテンツを提供する場を増やし、社会貢献や企業の認知の観点で拡充していければと考えています。


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