2022年新卒入社。入社動機は、採用イベントから選考まで一貫して「人の温かさ」を感じ、学生一人ひとりと真摯に向き合うユニヴァ・ペイキャストの姿勢に惹かれたから。入社後はHRチームに配属され、総務・人事業務に従事。現在は新卒・キャリア採用からOJT教育設計まで幅広く担当している。
RECRUITMENT
Published on 2025/11/21
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佐藤 志帆Shiho Sato
株式会社ユニヴァ・ペイキャスト
バックオフィス本部 コーポレート部 HRチーム
2022年新卒入社。入社動機は、採用イベントから選考まで一貫して「人の温かさ」を感じ、学生一人ひとりと真摯に向き合うユニヴァ・ペイキャストの姿勢に惹かれたから。入社後はHRチームに配属され、総務・人事業務に従事。現在は新卒・キャリア採用からOJT教育設計まで幅広く担当している。
ユニヴァ・ペイキャストは、オンライン・オフラインを問わず多様な決済サービスやソリューションを提供する企業です。日本で初めて海外のQRコード決済サービス「Alipay」のオンライン活用を実現するなど、海外系決済に強みを持っています。近年は事業拡大を視野に、「グローバルな環境下でリーダーシップを発揮できる人材」の採用に注力しています。今回は採用担当の佐藤様に、「採用側と応募者の双方のマッチングを高める採用戦略」について伺いました。
まずは貴社の事業内容と強みについてお聞かせください。
当社は国内外を問わず、多様なキャッシュレス決済を取り扱う「決済代行会社」です。店舗や事業者に対し、決済システム導入の支援やベンダーとの連携を行い、利便性の高い決済環境を提供しています。特に海外系の決済に強みがあり、「Alipay(アリペイ)」のオンライン決済を日本で初めて導入するなど、国際的なキャッシュレスサービスを幅広く展開している点が特徴です。
近年は、事業拡大を見据えて複数の新規プロジェクトが進行しています。外貨獲得を最重要テーマと位置づけ、日本国内にいながら外貨を取り込む仕組みを構築することで、販売者・生産者が共に潤い、日本全体を活性化させることを目指しています。例えば、訪日観光客が帰国後も日本の商品を購入できる環境づくりや、来日経験のない海外顧客にも日本製品を届ける仕組みづくりを進めています。
事業拡大に向けた取り組みが進む中で、どのような人材を求めていらっしゃるのでしょうか。
変革期を迎える当社が求めているのは、「変化に柔軟に対応し、グローバルな環境下でチームをリードできる方」です。2025年度は、キャリア採用に注力しています。
採用活動を進めるうえで大切にしていることはありますか?
当社の採用の根底には、「採用側と応募者は対等の立場にある」という考えがあります。そのため、新卒・キャリア採用を問わず「マッチング」を重視し、双方にとって「良い選択」となる採用を目指しています。
キャリア採用でマッチングを高めるために、特に工夫されていることがあれば教えてください。
キャリア採用では新卒採用と異なり説明会を実施していないため、一次面接で当社理解を深めてもらう機会を設けています。面接はおおよそ1時間で、冒頭10分を事業内容や入社後のキャリア説明に充て、その後は応募者の経験・価値観・思考を掘り下げて質問します。終盤には応募者ご自身に気になる点や疑問がないかを確認します。単にスキルや実績を見るのではなく、「当社の社風と合うか」「挑戦を楽しめるか」「グローバル展開に関心があるか」といった観点から相互理解を図り、マッチングを高めています。
リーダー候補となる人材を見極めるために注力していることはありますか?
多様な環境でリーダーシップを発揮するためには、周囲と柔軟にコミュニケーションを取る力が欠かせません。そこで、2025年6月より一次面接後に適性検査を導入しました。変化の大きい環境でも安定的にリーダーシップを発揮できるか、またリーダーシップを発揮するうえでどのような強みを持っているか――一次面接の結果と適性検査の結果を踏まえ、最終面接を行っています。
適性検査を導入した効果について、どのように感じていますか?
導入から間もないものの、すでに適性検査を受けて入社したリーダー候補社員が複数在籍しています。現在は配属部署で業務を覚えている段階ですが、いずれも積極的にコミュニケーションを取り、周囲を巻き込みながら業務を進めています。その姿勢から、「適性検査を導入した効果」を実感しています。
採用広報施策についてもお聞かせください。貴社はSNSを活用されていますが、どのような狙いで、情報を発信されているのでしょうか。
SNSでは、社員の業務風景や出張の様子、イベントの様子などを発信しています。ありのままの姿を届け、「共感してくださった方に応募してもらいたい」という狙いがあります。制作・運用は採用担当である私たちが担い、社員が自然体で発信できる環境づくりに努めています。他部署や役員にも協力を仰ぐことが多く、「出張中はぜひ動画を撮ってくださいね」と声をかけるなど、こまめに連携しています。
応募者の反響はいかがですか?
「SNSを見て応募しました」と話してくださる応募者が一定数おり、手応えを感じています。中には「SNSをきっかけに当社に興味を持ち、入社を決めた」という方もいます。SNS発信は地道な取り組みですが、着実に成果が出ていると感じます。
採用活動を進めるうえで、佐藤様ご自身が心がけていることはありますか?
私は新卒で当社に入社し、1年目から採用業務を担当しています。知識も経験もゼロからのスタートだったため、経験を重ねながら少しずつスキルを磨いてきました。入社4年目の今でも学びは多いですが、応募者との対話を通じて、自分が気になった点や相手の価値観を丁寧に引き出せるようになってきました。初期は年上の応募者が多かったのですが、最近は年下も増えています。応募者と向き合う際は、柔らかい雰囲気を意識し、リラックスして話せる場づくりを心がけています。
これまでの採用活動を振り返って、どのような点にやりがいや喜びを感じていますか?
キャリア採用では、多くの場合、一次面接で応募者と初めて対面します。その際、これまでの経験やストーリーを丁寧に伺い、「当社でどのように活躍できるか」を想像する時間がとても楽しいです。入社後、配属部署で活躍している姿を見ると、「良い採用ができた」と誇らしく感じます。
最後に、今後の採用活動の展望をお聞かせください。
現在はキャリア採用に注力していますが、今後は新卒採用を再開し、活発化させていく予定です。新卒入社の社員がプレイヤーとして経験を積み、将来的にリーダー候補へと成長できるよう、必要な施策を検討・実施していきます。これから入社される方々が当社に新しい風を吹き込んでくれることを期待しています。

Special Feature 01
人材データを蓄積し、その後の採用可能性につなげていく「タレントプール」。
新たな採用手法の実現方法を紐解きます。
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