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Interview

通年採用で出会いを広げ、相互理解を深める。ミスマッチを防ぐクラフティアの採用設計

RECRUITMENT

Published on 2026/03/06

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Profile

緒方 佑紀Yuki Ogata

株式会社クラフティア
人事労務部 採用戦略チーム

2021年新卒入社。入社後、熊本支店に配属され、総務部にて2年間、経理・労務管理の業務に従事。その後、技術部に異動し、約1年間、現場支援を経験。2024年4月より現職。新卒採用(大卒)担当として、コンテンツ制作や採用イベントの企画・運営、面接対応まで、幅広く担っている。

赤間 早希Saki Akama

株式会社クラフティア
人事労務部 採用戦略チーム

2017年新卒入社。初任地は鹿児島支店で、8年間にわたり労務管理や経理業務を担当。うち2年間は県内営業所に在籍し、現場に近い立場で事務業務に携わる。2025年4月より現職。新卒採用(大卒)担当として、コンテンツ制作や採用イベントの企画・運営、面接対応まで幅広く担っている。

1944年設立のクラフティアは、2025年10月に九電工から社名変更を行い、新たなステージに入りました。近年は再生可能エネルギー事業や不動産事業などにも取り組み、事業領域を拡大しています。新卒採用では理系学生向けの仕事体験プログラムを増やし、参加者数が昨年比で延べ約100名増加しました。採用担当の緒方様、赤間様に、「ミスマッチを防ぐクラフティア独自の採用設計」について詳しく伺いました。

現場の仕事を具体的に伝え、働くイメージを共有する

まずは、貴社の事業内容と強みをお聞かせください。

赤間:
当社は建設業界の中でも、建物の設備工事を幅広く担う総合設備業です。「電気設備工事」「空調衛生設備工事」「配電線工事」の3つの工事部門を主軸に、建物に必要なほぼすべての設備工事に対応できる点を強みとしています。近年は設備工事を軸にしながら、再生可能エネルギー事業や不動産事業にも取り組むなど、事業領域の拡大を進めています。2025年10月には社名変更を行い、新たなスタートを切りました。

総合建設業として確固たる地位を築きながら、事業拡大にも積極的に挑んでいるのですね。新卒採用では、どのような人財を求めていますか。

緒方:
「バイタリティーにあふれ、何事にもチャレンジし、プロフェッショナル志向で最後まであきらめない人」を、求める人物像として掲げています。設備工事は一人で完結するものではありません。社内の関連各署はもちろん、協力会社や現場で作業をする職人の方々など、多くの人と関わりながら進めていきます。そのため、自分がどう動けば周囲とより良い仕事ができるかを考え、能動的に周囲を巻き込んでいく力が必要不可欠です。さらに、大規模な建物を施工する過程では、時に想定外の出来事や困難に直面することもあります。それでも、プロとして最後までやり切ろうとする姿勢を持った方に来てほしいと考えています。

新卒採用を進めるうえで、大切にしているお考えはありますか。

緒方:
私たちは建設業であるため、まずは学生の皆さんに業界や仕事内容について正しく理解してもらい、ミスマッチが起きないようにすることを何よりも大切にしています。例えば、当社が設備工事を手掛けた本社ビルに学生を招く機会を設けていますが、きれいなオフィスを見てもらうだけでは実際の仕事は伝わりません。「大規模な建造物の設備施工を手掛けている点」を伝えるために、施工して完成した建物の裏側の見学や施工管理について楽しくかつより詳しく知ってもらえるようなブロックやカードを用いた勉強を取り入れたり、先輩社員との接点を増やしたりすることで「現場で働くイメージ」を具体的に描いてもらうようにしています。今は現場を想像しやすくなるよう動画の製作にも取り組んでいます。

仕事体験プログラムを増やし、参加者数が100名以上増加

貴社は1年間を通して採用活動を実施されていますが、その狙いについて教えてください。

緒方:
新卒採用では、技術部門(配電技術職、電気技術職、空調管技術職、技術事務職)、営業部門(営業職)、事務部門(総合企画職)を募集しており、私たちは大学卒を対象とした採用を担当しています。採用はほぼ通年で行っており、夏の仕事体験で接点を持った学生に早期選考をご案内するほか、3月以降の通常選考、さらに秋にも選考の機会を設けています。

秋採用は、他社ではあまり見られない取り組みですね。

緒方:
本選考の時期である4月から6月頃は、公務員試験を受験していたり、大学院への進学を検討していたりする学生もいます。中には、人生の岐路で迷う方もいるでしょう。そのような学生に対しても選択肢を提示したいと考え、始めた取り組みです。おっしゃるとおり、秋採用を実施している企業は限られているため、学生の反応は良好です。勉強熱心で思慮深い学生と出会える、貴重な機会になっています。

プレ期には、どのような採用施策を展開していますか。

赤間:
「1day仕事体験」を実施しています。学生の皆さんに伝えたい当社の魅力は多くありますが、一度に詰め込むと理解度が浅くなってしまうため、プログラムを切り分け、「興味のあるテーマに何度でも参加できる」仕組みにしています。

緒方:
これまでの1day仕事体験は「見学」が中心でしたが、理系(電気・機械・土木・建築など)の知識を持つ学生に、より深く興味を持ってもらうためには、「自分たちで考えて創る」体験が必要だと考えました。そこで、2027シーズンは理系学生限定で、レゴブロックを建物に見立て、電気・空調設備を配置する体験型ワークを追加しました。

赤間:
2027シーズンは、レゴブロックを用いたワークに加え、技術職の仕事理解を深めるワークや、入社後に研修を受けてもらう「クラフティアアカデミー見学会」、当社が施工した「施工済み見学会」など、夏に4種類、冬に5種類ほどのプログラムを用意しています。

さまざまなテーマで1dayの仕事体験を実施されているのですね。学生の反応はいかがでしょうか。

赤間:
「気軽に参加してほしい」という思いで実施していますが、すべてのコンテンツに参加してくれる熱心な学生もいます。本プログラムを通じて仕事への理解を深めたうえで、エントリーしてもらえたらと考えています。
毎回、仕事体験終了後にアンケートを実施していますが、満足度は10段階評価で平均9点以上と、高い評価を得ています。もともと志望度が高かった学生はもちろん、建設業や施工管理を知らなかった学生が、仕事体験を通じて当社の事業や業務内容に興味を持ち、志望度を高めてくれるケースも多く見られます。今年は技術職に特化したコンテンツを増やしたこともあり、参加人数は前年差で延べ約100名増加しました。それに伴い、本選考へのエントリー数も増えています。

選考を通じて、意識していることや大切にしていることはありますか。

緒方:
選考では「面接」を重視しています。建設業は「人」との関わりが何よりも重要です。学力だけでなく、コミュニケーションの取り方や対人関係の築き方、学生が持つ強みをどのように活かせるかを、対話を通じて丁寧に見極めています。

赤間:
中には理解が薄いまま受験をしている学生が少なからずいます。相互理解が十分でないまま入社してしまうと、「思っていた仕事と違った」と感じてしまう可能性があります。学生にとって就職活動は人生の大きなターニングポイントです。だからこそ、ミスマッチが起きないよう、業界や企業・業務について理解ができているかを意識しながら質問を投げかけることを大切にしています。

学生一人ひとりと丁寧に向き合い、仕事の魅力を伝え続ける

採用広報において、学生に情報を届けるために工夫されていることはありますか。

緒方:
なるべく視覚的に、わかりやすく伝えることを意識しています。例えば、採用ホームページでは職種理解を深めてもらえるよう、施工現場の様子や一日の流れを掲載しています。また、内定後も当社への理解が深まるよう、内定者専用のマイページにコンテンツを掲載しています。
昨年からはSNSの運用にも力を入れリアルタイムに採用情報を発信しています。採用ホームページにアクセスすること自体、学生にとっては心理的なハードルになる場合があります。その点、SNSであれば自然と目に入りやすくなります。限定公開にはなりますが親御さんから「SNSで入社式の動画を見ました」といった声をいただくこともあり、情報発信手段としての効果を実感しています。

お二人は、採用活動を通じて、どのような瞬間に喜びを感じますか。

緒方:
仕事体験や説明会で関わった学生が、「あのとき相談に乗ってもらったことがきっかけでした」と言って入社を決めてくれたとき、採用担当として学生の人生の節目に関われたというやりがいを感じます。私自身、コロナ禍で入社し、不安を感じていた時期がありました。その際、当時の採用担当者が親身に寄り添ってくれた経験があります。「今度は私が、学生にとって心強い存在でありたい」という思いで、日々向き合っています。

赤間:
私も同じ気持ちです。私自身も、採用担当者の温かな人柄に触れたことが入社の決め手になりました。営業所での勤務経験を通じて、現場社員の苦労ややりがいを肌で感じてきたこともあり、設備工事が地域の方々の生活をどのように支えているのか、その社会的意義も含めて伝えられる点は私の強みだと考えています。その結果、学生から「志望度が上がりました」という言葉をもらえると、大きなやりがいを感じます。

最後に、今後の採用活動についてご展望をお聞かせください。

赤間:
建設業界では、技術者不足が深刻な課題となっています。だからこそ、建築や電気を学んでいる理系の学生に対し、より早い段階から総合設備業の魅力や施工管理の面白さを伝えていきたいと考えています。そのためにも、仕事体験のコンテンツをさらに磨き上げ、専門性を持つ学生が「ここで技術を活かしたい」と感じられる接点を増やしていきたいです。

緒方:
学生の中には、自身の専門性と当社の事業をうまく結びつけられていない方もいます。当社には電気のイメージを強く持っている学生も多いですが、機械・建築・土木の学問も当社の事業と親和性が高く、ぜひ関心を持ってもらいたい分野です。今後もさまざまな施策を展開しながら、より多くの学生に向けて当社の魅力を発信し続けていきたいと考えています。


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