2019年、新卒入社。入社前に人事担当から声掛けがあり、現部署に配属。入社以来、現部署で、インターンシップの運営から全国の大学訪問まで広く担う。
RECRUITMENT
Published on 2025/02/28
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猪野 春菜Haruna Ino
株式会社ソフトクリエイトホールディングス
人事総務本部 新卒採用推進部
2019年、新卒入社。入社前に人事担当から声掛けがあり、現部署に配属。入社以来、現部署で、インターンシップの運営から全国の大学訪問まで広く担う。
堤 怜央Reo Tsutsumi
株式会社ソフトクリエイトホールディングス
人事総務本部 新卒採用推進部
2021年、新卒入社。同じく、人事担当からの声掛けがあり、現部署に配属。学生との接点を重視し、時代のニーズをキャッチした採用活動を目指している。
「Speed & Change」を企業スローガンに掲げ、「ECソリューション事業」や「システムインテグレーション事業」など複数の事業を展開する株式会社ソフトクリエイトホールディングス。新卒採用においては、責任者以外のメンバー全員が20代の若手社員で構成されており、学生のニーズを素早くキャッチし施策に反映させています。特に、学生との接点を重視し、対面型のイベントを多く実施している点が特長です。学生の未来を第一に考え、親身に向き合う姿勢が学生の共感を呼び、選考を通じてソフトクリエイトホールディングスのファンになる学生も少なくありません。今回は、新卒採用推進部の猪野様と堤様に、「学生の志望度を高めるための採用施策」についてお話を伺いました。
まずは貴社の事業内容や特徴についてお聞かせください。
猪野:
当社はITソリューションカンパニーとしてさまざまな事業を展開しています。代表的なのは、ECサイトの構築から売上最大化に向けたコンサルティングまで広く手掛ける「ECソリューション事業」で、業界トップのシェアを誇っています。また、「システムインテグレーション事業」ではセキュリティ強化から社内のITインフラの構築まで、企業様のITに関わるあらゆるご相談に応じ、最適なソリューションを提供しています。
堤:
当社は「Speed & Change」を企業スローガンに掲げ、時代の変化を的確に捉えながら、常に新しいことに挑戦する社風が根付いています。新卒採用チームは5名体制で、責任者を除くメンバーは全員20代の若手社員です。上司の指示に従うのではなく、若手メンバーが主体的に動き、学生の意見や要望をいち早く捉えて採用施策に反映することで、スピード感のある対応を実現しています。
「Speed & Change」のマインドが採用施策にも反映されているのですね。応募者に対しては、どのようなスキルやマインドを求めているのでしょうか。
猪野:
新卒採用では技術系総合職とビジネス系総合職の2職種を採用しており、どちらの職種でも「主体性をもって新しいことにチャレンジしていく姿勢を持った方」を求めています。また、当社の営業職やエンジニアは、お客様と直接コミュニケーションを図る機会が多くあります。お客さまのお気持ちに寄り添いながら、より良いソリューションをつくりあげていくため、コミュニケーション力も求めています。
主体性をもって新しいことにチャレンジしていく姿勢やコミュニケーション力をもった学生と出会うため、どのような施策を実施されているのでしょうか。
猪野:
学生の皆さんと接点を持つためのイベントを多数実施しています。当社は人物重視の採用を行っており、採用施策においては学生の皆さん個々人と向き合い、親身に対応することを何よりも重視しています。
堤:
応募者や入社した新入社員に「志望理由」や「入社の決め手」について質問すると、毎年、多くの学生が「社員の人柄の良さ」と「社内の雰囲気の良さ」を挙げてくれます。私たち採用チームもこれらを「当社の強み」であると認識し、等身大の魅力を伝えていくための施策として豊富なイベントを用意しています。学生の皆さん一人ひとりとお会いしているのは、このような当社の強みを理解してもらいたいという狙いがあります。
具体的にどのようなイベントを実施されているのですか。
堤:
例えば、デジタルマーケティングやソリューション営業、ECシステム開発など、職種別に「1Day仕事体験」を実施しています。近年は各社でオンライン開催が一般的になっていますが、当社は社員の人柄や雰囲気の良さがより伝わるよう「対面」で実施しています。2026シーズンはコースを増やし、AIなど最新のトレンドを盛り込んでプログラムを刷新、さらに全コースで現場社員との座談会を実施するなど、改善を重ねています。
社風が伝わるよう工夫されているのですね。ほかにもありますか。
猪野:
対面の仕事体験は、当社の魅力を伝えるのに効果的ですが、数十人の学生が一度に参加するため、学生一人ひとりと個別に話す機会が限られるという課題がありました。そのため、1Day仕事体験の参加者には、その後の個別面談を案内しています。個別面談では、採用担当者が学生と一対一で話し、質問や相談に応じています。選考前にしっかり疑問を解消したうえで進むことができると、学生の皆さんからも好評をいただいています。
とても丁寧な対応をされていらっしゃるのですね。
猪野:
ありがとうございます。1Day仕事体験に参加した学生さんの中には、現場社員との座談会で聞きたいことがあっても、遠慮してしまう方もいらっしゃるかもしれません。学生さん一人ひとりの良さを見逃さないためにも、個別にお話をすることは今後も大切にしていきたいと考えています。また、個別面談で当社の興味・関心を高めてくれた学生さんに対しては、OB訪問のご案内もしています。このような対応をすると、学生さんの中には「ここまでしてくれる会社はありませんでした」と驚く方もいらっしゃいます。そうした声が、私たち採用チームのモチベーションにもつながっています。
技術系総合職の採用施策では、地方の大学を訪問されていると伺いました。
堤:
はい。事業拡大に伴い、技術系総合職の採用人数が増加しました。これまでのように首都圏の大学だけでは充足が難しくなったため、約10年前から地方の大学への訪問を強化しています。当社では「主体性をもって新しいことにチャレンジしていく姿勢」を求めていますが、技術系総合職ではそれに加えて「真面目にコツコツと物事に取り組む堅実な姿勢」も重視しています。これまでの採用実績を踏まえると、地方の大学の学生は当社が求める人物像に合致しているケースが多いと感じています。
大学訪問をする効果について、どのように感じていらっしゃいますか。
堤:
大学訪問も「対面」にこだわっており、採用チームのメンバーは毎週のように地方へ出張しています。私も先日、四国の大学を訪問したばかりです。オンラインでのコンタクトも可能ですが、実際に訪問するほうが学生の心をつかむ効果が高いと感じています。技術系総合職は毎年約70名を採用していますが、そのうちの8割近くが地方の大学の出身です。人柄やスキルの面でも当社に合う学生と多く出会えるため、今後もこの取り組みを継続していく方針です。
学生一人ひとりに丁寧に寄り添う貴社ならではの採用施策は、学生の志望度向上につながる有意義な取り組みだと感じました。採用チームの皆さんがここまで採用活動に力を入れる原動力はどこにあるのでしょうか。
猪野:
学生の皆さんにとって、就職活動は人生の大きなターニングポイントとなる時期です。そのような大切な時期にいる学生さんとお会いできることはわたしたち採用チームにとっても喜びであり、だからこそ、「これからの人生を充実したものにしてほしい」と願っています。1Day仕事体験をはじめとするさまざまな採用イベントに参加してくださった学生さんが内定を承諾し、内定式で再会できたときには感無量の気持ちになります。
堤:
当初は「採用担当者と応募者」という関係だった学生さんが、やがてソフトクリエイトホールディングスの仲間となってくれる。これだけでも嬉しいことですが、入社後に活躍している様子を聞くと、さらに喜びが増します。先日も、私が採用に関わった学生さんが入社後に社内の優秀賞を受賞したと聞き、自分のことのように嬉しくなりました。
最後に、今後の採用活動について、ご展望や叶えたいことがありましたら、ぜひお聞かせください。
猪野:
引き続き、学生さん個々人と向き合いながら、当社の魅力である「社員の人柄の良さ」や「社内の雰囲気の良さ」をしっかりと伝えていきたいですね。もちろん、それ以外の施策も積極的に取り入れていく方針です。すでに、自社開発のチャットボット「質問ルーム」を導入しており、学生の皆さんはセキュアな環境でいつでも好きなときに質問をすることができます。また、先日は会社紹介ムービーも公開しました。採用コンテンツを拡充し、デジタルネイティブ世代に適した訴求を行っていきたいと考えています。
堤:
学生さんのニーズをスピーディにキャッチアップするためにも、データの活用に力を入れていきたいですね。プレエントリー数や応募数などのデータを日常的に分析することで、「今、学生の皆さんがどのように考えて、どのように動いているのか」がわかります。データ分析の結果に基づいて施策を改善していくことで、よりミスマッチのない採用が実現できると考えています。
Special Feature 01
人材データを蓄積し、その後の採用可能性につなげていく「タレントプール」。
新たな採用手法の実現方法を紐解きます。
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