MENU

TOP >  マーケットをよむ >  【2025シーズン】冬季インターンシップ実施動向(プログラム内容)

Marketing Magazine

【2025シーズン】冬季インターンシップ実施動向(プログラム内容)

RECRUITMENT

Published on 2023/10/27

VIEW 705

今回は、前回に引き続き冬季インターンシップに関する企業の最新動向をお届けします。(前回はこちら

 

文理ともに「業界・事業についての講義」が最多

プログラム内容

画像2

[集計対象・算出方法]
i-webをご利用いただいている企業のうち、25シーズンの冬季インターンシップのプログラムが決定している企業様(予定含む)を対象とし、内容別の割合を文理職種ごとに算出

 

 

冬季インターンシップで実施するプログラム内容についてみると、「業界・事業についての講義」を実施する企業が文系職種で82.2%、理系職種で77.4%と最も多くなりました。次いで、文系職種では「グループワーク」が55.8%となっている一方で、理系職種は「社員との懇親会・交流会」が51.6%となっています。文系に比べ、理系は社員との接点や実業務体験を通じて、より生の情報を訴求している傾向がみてとれます。なお、文系職種で7.4%となっている「業界分析・自己分析」をはじめ、適性検査のフィードバック等を活用した就職活動支援も年々増加している印象です。採用ご担当者から実際のお話を伺っていると、2025シーズンの特徴として「5daysなどの長期間でないプログラムでも、実業務体験を組み込む」ケースが増加しているようでした。

 

◆◆◆

 

冬季インターンシップ実施内容について、文系職種・理系職種ともに目的に応じたプログラム内容を設定している様子が窺えました。

 

また、実施方法については「『実業務体験』はリアルで開催している」「1day開催の『業界・事業についての講義』は、地方の学生も参加できるよう、オンライン日程とリアル日程の両方を用意している」といったリアル回帰の声が聞かれました。他にも、初回のオリエンテーションと最終日のみリアルで実施するケースなど、各社工夫の声が窺えました。

 

本格的な2025シーズンの選考期に向け、応募意欲・志望度向上のための施策と戦略が、これまで以上に求められていると言えそうです。

 

 

最新の採用ご担当者インタビューはこちら:

・透明性の高い情報交換で実現する「採用のあり姿」。三井物産が実践する3つの取り組み(三井物産株式会社)

・情報発信+コンピテンシー面接で定着を実現。大胆な改革で生まれ変わった「共テレ」の採用戦略(株式会社共同テレビジョン)

・生の情報を伝え、圧倒的定着率を実現。東急不動産が実践する「仕事の厳しさ」の伝え方(東急不動産株式会社)


 

ヒューマネージでは、毎月の採用動向をまとめた『Monthly HR AGE』を発行しています。2023年10月号は、2025シーズン冬季インターンシップ動向、特集「最新・内定者アンケート結果でみる これからの採用戦略 前編」、企業インタビューなどより詳しいマーケット情報やお役立ち情報をお届けしています。レポートの詳細、ダウンロードは以下よりお願い申しあげます。

 

画像4

 

 

出典:『Monthly HR AGE 2023年10月号』

Profile

永野 史彰Fumiaki Nagano

株式会社ヒューマネージ コンサルタント

慶応義塾大学卒業後、保証会社で勤務したのち、桜美林大学大学院心理学研究科で臨床心理学を専攻。2019年にヒューマネージに入社し、企業の採用活動や適性アセスメント、タレントマネジメントにおける統計分析業務やサービス開発に携わる。臨床心理士・公認心理師(国家資格)・産業カウンセラーの資格を保有。


関連記事