MENU

TOP >  マーケットをよむ >  【2025シーズン】冬季インターンシップ実施動向(実施時期・期間)

Marketing Magazine

【2025シーズン】冬季インターンシップ実施動向(実施時期・期間)

RECRUITMENT

Published on 2023/10/20

VIEW 428

2025シーズンの夏季インターンシップも終え、選考期に向けた動きも徐々に活発化している10月。今回は、来る冬季インターンシップに関する企業の最新動向をお届けします。

 

実施時期は12月上旬が最多

実施時期

画像2

[集計対象・算出方法]
i-webをご利用いただいている企業のうち、25シーズンの冬季インターンシップの実施時期が決定している企業様(予定含む)を対象とし、時期別の割合を文理職種ごとに算出

 

まず実施時期をみると、12月上旬が文系職種で59.5%、理系職種で52.8%と最も多い結果となりました。多くの企業で年内にインターンシップを実施し、本格的な選考期の準備に入る様子が窺えます。

 

 

実施期間は1日が多い結果に

実施期間|文系職種

画像2

実施期間|理系職種

画像2

[集計対象・算出方法]
i-webをご利用いただいている企業のうち、25・24シーズンの冬季インターンシップの実施期間が決定している企業様(予定含む)を対象とし、期間別の割合を文理職種ごとに算出

 

また、実施期間をみると、文系職種は1日が最も多く86.7%(昨シーズン比+1.2pt)となりました。インターンシップが一般化し、1dayの仕事研究を接点づくりの意図で活用する企業の増加がみてとれます。理系職種も1日が最も多く77.9%(昨シーズン比+2.3pt)となっており、早期の選考に向けた準備の意識が窺える結果です。また、5日間に該当するケースは、比較的大手企業に多い傾向にあることがわかりました。

 

◆◆◆

 

冬季インターンシップ実施に関する企業の動きから、本格的な選考期の準備に入る様子が窺えました。

 

選考期を目前にした冬季インターンシップは、まだ出会えていない人材による母集団形成や興味促進を目的としているケースが多くきかれます。一方で、夏季インターンシップで接点をもった学生を本選考につなげるねらいで実施するケースもあり、企業は改めてインターンシップ実施の目的を明確にし、ターゲットに合わせた訴求を行っていくこと求められていると言えそうです。

 

 

最新の採用ご担当者インタビューはこちら:

・透明性の高い情報交換で実現する「採用のあり姿」。三井物産が実践する3つの取り組み(三井物産株式会社)

・情報発信+コンピテンシー面接で定着を実現。大胆な改革で生まれ変わった「共テレ」の採用戦略(株式会社共同テレビジョン)

・生の情報を伝え、圧倒的定着率を実現。東急不動産が実践する「仕事の厳しさ」の伝え方(東急不動産株式会社)


 

ヒューマネージでは、毎月の採用動向をまとめた『Monthly HR AGE』を発行しています。2023年10月号は、2025シーズン冬季インターンシップ動向、特集「最新・内定者アンケート結果でみる これからの採用戦略 前編」、企業インタビューなどより詳しいマーケット情報やお役立ち情報をお届けしています。レポートの詳細、ダウンロードは以下よりお願い申しあげます。

 

画像4

 

 

出典:『Monthly HR AGE 2023年10月号』

Profile

永野 史彰Fumiaki Nagano

株式会社ヒューマネージ コンサルタント

慶応義塾大学卒業後、保証会社で勤務したのち、桜美林大学大学院心理学研究科で臨床心理学を専攻。2019年にヒューマネージに入社し、企業の採用活動や適性アセスメント、タレントマネジメントにおける統計分析業務やサービス開発に携わる。臨床心理士・公認心理師(国家資格)・産業カウンセラーの資格を保有。


関連記事