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【2025シーズン】マイページ公開時期は前倒しへ。早期からの情報発信がカギ

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Published on 2023/02/09

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2024シーズン本選考と並行して準備が進む2025シーズン。今回は、企業のマイページ公開状況に着目したデータをお届けします。

 

マイページ公開時期ピークは6月上旬から4月上旬へ

 

マイページ公開時期

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[集計対象]
i-webをご利用いただいている企業のうち、25・24シーズンのマイページ公開時期が決定している企業様(予定含む)
[算出方法]
25・24シーズンのマイページ公開時期を集計して、時期別の割合を算出

 

まず、マイページ公開時期(予定含む)をみると、4月上旬が38.2%(昨シーズン比+16.5pt)、6月上旬が29.2%(昨シーズン比▲15.6pt)となりました。ここ数年ピークだった6月上旬から、4月上旬にマイページを公開する企業が増えています。公開時期の第一波、第二波が逆転した背景には、例年多くの夏季インターンシップが開催される8月~9月を見据え、企業が早期から動き出していることが推察されます。また、大手就職情報サイトの情報掲載のスタートが前倒しした影響なども考えられますが、さまざまな経路から学生が流入することを前提に、応募者を早い段階から採用管理システムにプールし、その後のアプローチにつなげていく採用マーケティングが広がってきているとも言えそうです。

 

 

72%の企業がコンテンツ発信を実施

 

マイページ公開時期の情報発信(公開時点でマイページに掲載しているもの)

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[集計対象/算出方法]
i-webをご利用いただいている企業のうち、25シーズンのマイページ公開時にイベント案内かコンテンツのいずれかを準備している企業様(予定含む)を対象とし、その割合をそれぞれ算出
イベント案内は特設ページの有無と公開時に予約可能かどうかについても調査し、それぞれの割合を算出

 

続いて、2025シーズン向けに公開した(する)マイページにおいて学生に情報発信やイベント案内を行っているか? を調査した結果をみていきます。マイページ公開時点で夏季インターンシップ等のイベント案内を掲載している企業は39.1%、そのうち、予約も可能な企業は70.6%となりました。夏季インターンシップへの早期からの動き出し傾向がみてとれるほか、特設ページを設けて魅力付けを行っている企業もあり、早期接点に注力している企業の意向が窺えます。また、コンテンツを掲載している企業は72.4%となりました。昨シーズンに制作したコンテンツを流用する、制作できたものから順次公開していくなどの方法も聞かれ、具体的には、就職活動に役立つ情報を取り上げた採用担当者ブログや業界・仕事紹介ムービーの配信などが挙げられました。マイページを通じた応募者コミュニケーションは、今後もさらに活発化していくと考えられそうです。

 

 

長期化する応募者との関係育成期間。マイページの活用がカギ

 

上記の調査からは、マイページ公開時期のピークは6月上旬から4月下旬へ前倒し傾向にあること、またマイページ公開時から一部の企業では情報発信に積極的な姿勢が窺え、企業が夏季インターンシップを見据えて早期から動き出していることが推察される結果となりました。近年の早期化傾向の影響がありながらも、企業と学生が早くから接点を持つことは、お互いのマッチングを確認できる期間が伸びるということでもあり、この期間を上手に活用し、企業/学生双方にとっての採用/就職活動をより良いものにしていくことができるとも捉えられます。

 

中には「インターンシップで行うワークショップをもっと楽しめるようにするためには?」「ワークショップの内容をより理解するためには?」という視点でコンテンツを制作し、マイページ上で配信しているという企業の事例もありました。企業がこのような姿勢で学生と接点をもつことは、これからの関係育成に資する取り組みだと言え、もちろん、自社に興味をもっている学生を取りこぼさずインターンシップにつなげる施策としても有効です。本格的な選考に先駆けた時期だからこそ、自社が確実に発信しておきたい情報を整理するのも一案と言えます。

 

早期から学生に価値を感じてもらえる情報を提供すること、興味や志望意欲を醸成した上でインターンシップに参加してもらうことは、その後の採用活動の成否に大きく影響を与えると考えられます。長期化する応募者との接点期間の中で、応募者との関係育成の一環としてマイページの活用をご検討いただけますと幸いです。

 

最新の採用ご担当者インタビューはこちら:

・「もっと、アナログになっていく。」採用活動でも輝く、オーディオテクニカの感性(株式会社オーディオテクニカ)

・内定者の8割以上がインターンシップ参加者。東急住宅リースが目指す、学生との理想的な接点創出(東急住宅リース株式会社)

・グループ合同採用を取り入れ、進化を遂げる。富士フイルムイメージングプロテックの採用戦略(富士フイルムイメージングプロテック株式会社)


 

ヒューマネージでは、毎月の採用動向をまとめた『Monthly HR AGE』を発行しています。2023年3月号は、2023/2024シーズンの最新データ分析や、特集「施策設計の視点」、企業インタビューなど、より詳しいマーケット情報やお役立ち情報をお届けしています。レポートの詳細、ダウンロードは以下よりお願い申しあげます。

 

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出典:『Monthly HR AGE 2023年3月号』

Profile

永野 史彰Fumiaki Nagano

株式会社ヒューマネージ コンサルタント

慶応義塾大学卒業後、保証会社で勤務したのち、桜美林大学大学院心理学研究科で臨床心理学を専攻。2019年にヒューマネージに入社し、企業の採用活動や適性アセスメント、タレントマネジメントにおける統計分析業務やサービス開発に携わる。臨床心理士・公認心理師(国家資格)・産業カウンセラーの資格を保有。


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