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【2025シーズン】初回内定出し時期調査

RECRUITMENT

Published on 2024/03/01

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3月になり、加速する2025シーズン本選考。今回は2025シーズン初回内定出し時期に関する調査をみていきます。

 

初回内定出し時期は文理ともに前倒し傾向に

初回内定出し時期|文系

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初回内定出し時期|理系

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[集計対象・算出方法]

i-webをご利用いただいている企業のうち、25・24シーズンの初回内定出し時期が決定している企業様(予定含む)を対象とし、時期別の割合を文理職種別に算出

 

初回内定出し時期は、文系は3月上旬がピークで9.7%(昨シーズン比±0pt)、理系も3月上旬で10.5%(▲3.2pt)となりました。かねてから理系職種の内定出し時期は文系に比べて早い傾向にありましたが、文系もそれに追随してきている様子です。本エントリー初回締切時期、初回面接時期の早期化(「【2025シーズン】応募締切・面接実施状況」参照)にともない、早期化をしている点、また、特に理系ではピーク(3月上旬)は昨シーズンと変わらないものの数値は減少し、12月下旬、1月中旬などで大きく伸びている点も特徴と言えます。

◆◆◆

 

2025シーズンの初回内定出し時期の調査では、文系・理系ともに昨年よりもスケジュールが前倒しされている傾向にあることが窺えました。

 

一方、早期の選考を行う企業からは、他社に先駆けて内定を出すことができるものの、選考中の辞退や内定後辞退など、リテンションの問題がよく聞かれます。選考を早期化した場合は、学生との接点設計のスケジュールやバランス、注力するポイントを再設計し、工数をかけてフォローを行うことが不可欠です。その後の継続した惹きつけを行えるかどうかが、今後の採用成否のカギを握ると言えそうです。

 

 

最新の採用ご担当者インタビューはこちら:

・早期に応募者の傾向を見極め、マッチングを図る。グローブライドの適性検査活用術(グローブライド株式会社)

・厳しさを伝えつつ「社会へのインパクト」で惹きつける。誰よりも食に真っ直ぐ、東京青果の魅力づけ戦略(東京青果株式会社)

・若手の「安心と挑戦」を支援。「才能開花」を実現するサイバーエージェントの人材戦略(株式会社サイバーエージェント)


ヒューマネージでは、毎月の採用動向をまとめた『Monthly HR AGE』を発行しています。2024年2月号は、2025シーズン本選考/2026シーズンに向けて学生動向、特集「すぐできる!採用分析の具体例」、企業インタビューなどより詳しいマーケット情報やお役立ち情報をお届けしています。レポートの詳細、ダウンロードは以下よりお願い申しあげます。

 

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出典:『Monthly HR AGE 2024年2月号』

Profile

永野 史彰Fumiaki Nagano

株式会社ヒューマネージ コンサルタント

慶応義塾大学卒業後、保証会社で勤務したのち、桜美林大学大学院心理学研究科で臨床心理学を専攻。2019年にヒューマネージに入社し、企業の採用活動や適性アセスメント、タレントマネジメントにおける統計分析業務やサービス開発に携わる。臨床心理士・公認心理師(国家資格)・産業カウンセラーの資格を保有。


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