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Marketing Magazine

【企業の動き】2023シーズン、応募者との接点はさらに長期化

Published on 2022/04/01

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2023シーズン選考に関する企業の動きを、選考フェーズごとのデータでお伝えします。

 

 

3分の1以上の企業が3月1日前に最終選考を開始

 

最終選考の開始時期をみると、2月下旬時点で文系職種が36.0%、理系職種が35.9%と早いペースで最終選考がスタートしていることがわかります。時期別では、文系職種は分散していますが、理系職種では3月上旬が最も多い結果となりました。文理共通して広報解禁より前に3分の1以上の企業が最終選考までを実施しており、スピーディーな選考活動を行う企業がマーケット全体のスケジュールに影響を及ぼしていると言えそうです。

 

最終選考開始時期|文系職種

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最終選考開始時期|理系職種

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[集計対象]
23シーズンにi-webをご利用いただいている企業のうち、一次選考実施時期、最終選考実施時期の時期がそれぞれ決定している企業様
[算出方法]
文理職種別に、23シーズン本選考の最終選考実施時期(それぞれ各職種の中で最も早いもの)を集計して時期別の割合を算出

 

 

 

内定出しは大幅に早期化の傾向

 

次に、内定出しの開始時期をみると、文系職種で42.2%(昨シーズン比+14.7pt)、理系職種で50.9%(昨シーズン比+13.2pt)の企業が3月上旬以前に内定出しをする予定であることがわかり、2022シーズンから大幅に早期化している実情がみてとれます。時期別の内訳では文理ともに2月が最も多くなっているほか、12月以前の内定出しも一定数あるという結果となりました。半数以上の企業が一次選考を3月1日以前に行っていたという調査もあり、企業の選考に関する動きは一次選考から内定出しまで一貫して早期化の傾向が窺えます。

 

 

内定出しの開始時期|文系職種

 

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内定出しの開始時期|理系職種

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[集計対象]
i-webを継続利用いただいている企業のうち、22シーズン、23シーズンに内定出しを実施した、もしくは実施予定の企業様
[算出方法]
文理職種別に、22シーズン、23シーズンの初回内定出しの時期を集計して時期別の割合を算出

 

 

 

インターンシップを起点とした長期的な応募者接点の設計を

 

これまでのデータから最終選考、内定出しともに早期化の傾向が窺える結果となりました。接点が早期化することで、企業と応募者の出会いから入社までの関係構築期間はますます長くなっています。2023シーズンの内定者フォロー期間に突入することと並行して2024シーズンのキックオフも近づく中、企業は応募者との接点を戦略的に設計し、長期的な視点で採用活動を行っていくことの重要性が示唆されています。

 

中でも採用や選考のスタートという認識が強まっているインターンシップは年々存在感を増し、応募者との早期の接点として工夫を凝らす企業が増えています。ある企業では、職種ごとにコースを用意し、回を重ねるごとに仕事の魅力が深まっていくようなインターンを実施されているそう。インターンシップ参加前後にインターンシップ内容の前提知識やおさらい・解説をマイページ上で行うなど、ストーリー性を持たせて応募者が自然と次のプログラム/選考に進みたくなるような設計を行っているとのことでした。

 

このように、インターンシップを点としてとらえるのではなく、採用・選考に向けたスケジュールの中で、それぞれの施策がいかに有機的に繋がりあうかがカギと言えます。

 

応募者との関係構築期間の長期化が進む中、早期の接点であるインターンシップを起点とした、シーズン全体の戦略的な接点設計が求められていると言えそうです。

 

 


 

ヒューマネージでは、毎月の採用動向をまとめた『Monthly HR AGE』を発行しています。2022年3月号は、2023シーズン企業の動き、特集「インターンシップの体験価値」など、より詳しいマーケット情報やお役立ち情報をお届けしています。レポートの詳細、ダウンロードは以下よりお願い申しあげます。

 

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出典:『Monthly HR AGE 2022年3月号』


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