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Marketing Magazine

【2026シーズン】内定式後の接点

RECRUITMENT

Published on 2025/10/10

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今回は、2026シーズンの内定式後の接点についてみていきます。

 

内定式後に接点をもつ頻度は、6割近くが2、3ヶ月に1回程度

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[集計対象・算出方法]
i-webをご利用いただいている企業のうち、26シーズンの内定式後に接点をもつ頻度が決定している企業様(予定含む)を対象とし、頻度別の割合を算出

 

内定式後の接点について、最も多かったのは「2,3ヶ月に1回程度」で58.8%となりました。それ以上の頻度も含めると、ほとんどの企業において定期的に接点を重ねていく予定であることがわかります。

 

内定式後の施策は、イベントでは内定者懇談会、コンテンツでは内定者サイトの公開がそれぞれ8割前後と最も多い
イベント

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コンテンツ・情報発信

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[集計対象・算出方法]
i-webをご利用いただいている企業のうち、26シーズンの内定式後に実施する施策が決定している企業様(予定含む)を対象とし、施策別の割合を算出
※一部の項目については実施方法(オンライン/併用/リアル)も調査し、その内訳を算出

 

内定式後のフォロー施策の内容ついて、イベントで最も多かったのは「内定者懇親会」で83.5%の企業が実施する予定となっています。そのうち実施方法についてはリアルが最も多くなっており、対面で関係性を深めようとする意図が推察されます。コンテンツ・情報発信については、具体的なものとして、内定者プロフィールで共通点を可視化して交流のきっかけをつくる、社内報を内定者に向けて定期的に配信する、配信内容を内定者に近い新入社員が企画する、過去の新入社員研修の様子を配信して入社後の働く姿を想像してもらう、などが挙がりました。内定者から社員へと少しずつ意識を高めていくように導くことで、なめらかな移行につなげられるかもしれません。

 

◆◆◆

 

今回の調査から、内定式後も各種イベントやコンテンツを通じて、内定者と定期的に接点をもつ企業が多いことがわかりました。

 

内定者の視点に立ち、入社後の自分を具体的に想像できるような施策をおこなったり、内定者同士や社員との関係性をさらに深く築くことで、入社に対する不安を解消し、社員としての意識を高められると言えそうです。

 

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ヒューマネージでは、毎月の採用動向をまとめた『Monthly HR AGE』を発行しています。2025年9月号は、2026シーズン本選考、2027シーズンオープン・カンパニー/インターンシップ、本選考、特集『採用ブランディング 歩みと変遷』、企業インタビューなどより詳しいマーケット情報やお役立ち情報をお届けしています。レポートの詳細、ダウンロードは以下よりお願い申しあげます。

 

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出典:『Monthly HR AGE 2025年9月号』

Profile

池尻 亮介Ryosuke Ikejiri

株式会社ヒューマネージ コンサルタント

信州大学卒業後、東京学芸大学大学院で心理学を専攻。その後、政府機関における学力調査等の分析に従事。ヒューマネージ入社後は、採用活動に関する企業動向を中心としたデータ分析・統計の業務を主担当とし、企業の支援を行っている。


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