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【2026シーズン】面接の実施方法
RECRUITMENT
今回は、2026シーズンの一次・最終面接の実施方法についてみていきます。
コロナ禍以降、一次面接はオンライン実施が定着。最終面接はリアルでの実施が増加
一次面接の実施方法

最終面接の実施方法

[集計対象・算出方法]
i-webをご利用いただいている企業のうち、21~26シーズンの一次・最終面接の実施方法がそれぞれ決定している企業様(予定含む)を対象とし、方法別の割合を算出
2021シーズンから2026シーズンまでの推移をみると、一次面接は、オンラインのみが2021シーズンでは58.5%であるのに対し、2026シーズンでは89.2%と増加しています。コロナ禍により普及したオンライン面接ですが、企業は場所や時間の制限にとらわれず効率的に開催できる、学生は遠方からでも参加がしやすいという双方のメリットがあります。さらに対象者が多く、一度に多くの学生と出会いたい企業にとって、オンラインは理にかなった手法として広まっていることがわかります。
最終面接は、リアルのみが2021シーズンでは34.0%であるのに対し、2026シーズンにかけて73.0%と徐々に増え、4社に3社はリアルのみに着地していることがわかります。惹きつけと見極めの両面、また学生側のニーズも汲み取り、一度は実際に会う選択をしている企業が多いようです。
◆◆◆
今回の調査から、一次面接はコロナ禍により普及したオンラインでの実施が定着、最終面接はリアルでの実施が徐々に増加していることが分かりました。
面接での情報はもちろん、それまでの接点から得られた情報も加味して、複合的な観点から学生を見極めることも重要だと言えます。
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ヒューマネージでは、毎月の採用動向をまとめた『Monthly HR AGE』を発行しています。2025年7月号は、2026シーズン本選考、2027シーズンオープン・カンパニー/インターンシップ、特集『マッチングを育てる』、企業インタビューなどより詳しいマーケット情報やお役立ち情報をお届けしています。レポートの詳細、ダウンロードは以下よりお願い申しあげます。
出典:『Monthly HR AGE 2025年7月号』
Profile


池尻 亮介Ryosuke Ikejiri
株式会社ヒューマネージ コンサルタント
信州大学卒業後、東京学芸大学大学院で心理学を専攻。その後、政府機関における学力調査等の分析に従事。ヒューマネージ入社後は、採用活動に関する企業動向を中心としたデータ分析・統計の業務を主担当とし、企業の支援を行っている。