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【2027シーズン】夏季オープン・カンパニー/インターンシップの実施割合/受付方法
RECRUITMENT
今回は、2027シーズン夏季におけるオープン・カンパニー/インターンシップの実施割合と受付方法についてみていきます。
インターンシップを実施する割合は文系職種で22.1%、理系職種で36.7%。そのうち選考を実施する割合は8割以上に
タイプ別の実施割合

[集計対象・算出方法]
i-webをご利用いただいている企業のうち、27シーズン夏季におけるオープン・カンパニー/インターンシップのタイプ別の実施の有無が決定している企業様(予定含む)を対象とし、タイプ別の割合を文理職種ごとに算出
タイプ別の受付方法

[集計対象・算出方法]
i-webをご利用いただいている企業のうち、27シーズン夏季におけるオープン・カンパニー/インターンシップのタイプ別の受付方法が決定している企業様(予定含む)を対象とし、タイプ別の割合を文理職種ごとに算出
タイプ別の実施割合について、インターンシップを実施する企業は、文系職種で計22.1%、理系職種で計36.7%となりました。新たに別のタイプで実施を予定している企業は少なく、今後も各タイプの実施割合に大きな変化はみられないと推察されます。
タイプ別の受付方法については、どちらの区分でも「選考」の割合が最も高い結果となりました。また、オープン・カンパニー/キャリア教育よりもインターンシップの方が多く、文系職種で82.6%、理系職種で90.3%となっています。インターンシップは選考直結の意味合いが強く、受け入れられる人数も限られていることなどから、企業は候補者を絞って実施している様子が窺えます。
◆◆◆
今回の調査から、インターンシップを実施する企業は2~3割であり、そのうち選考を設定しているのは8割以上であることが分かりました。
インターンシップについてはプログラムの制定や現場関係者との調整などの準備が必要となるため、新たな実施はハードルが高いです。そこにこだわらず、手軽なオープン・カンパニーの開催数を増やしたり、集客方法・内容をマイナーチェンジしたりなど、学生を惹きつけるために少しずつでも改善を実行していくことが重要と言えます。
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ヒューマネージでは、毎月の採用動向をまとめた『Monthly HR AGE』を発行しています。発刊から第50号となる2025年5月号は、2026シーズン本選考/2027シーズンオープン・カンパニー/インターンシップ、特集『再考、早期接点 採用と担当者からはじめるこれからのインターンシップ』、企業インタビューなどより詳しいマーケット情報やお役立ち情報をお届けしています。レポートの詳細、ダウンロードは以下よりお願い申しあげます。
出典:『Monthly HR AGE 2025年5月号』
Profile


池尻 亮介Ryosuke Ikejiri
株式会社ヒューマネージ コンサルタント
信州大学卒業後、東京学芸大学大学院にで心理学を専攻。その後、政府機関における学力調査等の分析に従事。ヒューマネージ入社後は、採用活動に関する企業動向を中心としたデータ分析・統計の業務を主担当とし、企業の支援を行っている。