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【2025シーズン】内定出しから内定承諾締切までのフォロー施策

RECRUITMENT

Published on 2024/07/05

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2025シーズンの選考期も佳境を迎え、すでに内定出しを行っている企業も多い中、内定承諾に対する課題感が近年高まってきています。今回は、2025シーズン本選考の内定出しから内定承諾までのフォローについての調査をお届けします。

 

8割以上の企業が内定出しから内定承諾締切までの間にフォロー施策を実施

期間内のフォローの回数

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[集計対象・算出方法]
i-webをご利用いただいている企業のうち、25シーズンにおいて内定出しから内定承諾の間に実施するフォローの回数が決定している企業様(予定含む)を対象とし、回数別の割合を算出

 

内定出し後、スムーズに承諾をしてもらうために、企業はどのようなフォローを行っているか、期間内のフォロー回数を調査したところ、1回が最も多く38.8%、続いて2回が27.9%となりました。8割以上の企業が、内定出しから内定承諾締切までの間に、学生と何らかの接点を設けていることがわかりました。

 

 

オンラインでのフォロー施策を行う企業が64.8%

期間内に実施するフォローの方法

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[集計対象・算出方法]
i-webをご利用いただいている企業のうち、25シーズンにおいて内定出しから内定承諾の間に実施するフォローの回数が決定している企業様(予定含む)を対象とし、方法別の割合を算出

 

続いてフォロー施策の実施方法は、オンラインが64.8%、リアルが57.0%、電話が43.0%となり、学生の負担とならないように配慮しつつも、実際に会社に足を運んで雰囲気を感じてもらったり、社員との交流の機会を促したりと、内定承諾の意思決定を後押しする工夫を行っている様子が窺えました。

 

◆◆◆

 

上記の調査より、内定出し後から内定承諾までの間8割以上の企業がフォロー施策を行っていることやオンラインでの施策が多いこと窺えました。

 

内定承諾への課題感が高まる中、売り手市場も影響し、内定承諾の期間を個別に延長するなど学生の就職活動スケジュールや意向に合わせた対応が企業に求められている状況も聞かれます。

実際の企業のフォロー施策内容を調査してみると「最終面接合格者に対して、人事から電話で今後の事務手続きなどを案内しつつ、就職活動の状況をヒアリング。現場社員への質問があった際には、別日にオンラインで人事+社員のフォロー面談を実施することで、入社前の不安を解消している」というように学生ごとの希望に合わせた施策を行っている例や、「主に早期選考対象者に向けて、オンラインで質問会を実施。ある程度内定者が決まったあとにリアルでの内定者懇親会を開催」など早期からの内定者同士の交流を図る例などが窺えました。各社学生の意向を考慮しながら納得感を持って内定承諾してもらえるような施策を行っているようです。

 

内定承諾締切までは短期間でありながらも、これまでの関係性の積み上げの成果を左右するとても重要な期間です。ぜひ、早期からのフォローを実践いただければと思います。

 

 

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・コース別採用の導入で専門性と多様性を身に付けるキャリアを訴求。転換期を迎えたキリンホールディングスの採用戦略。(キリンホールディングス株式会社)

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・従業員の生産性とエンゲージメント向上を実現多様性を尊重した前田建設の健康経営施策(前田建設工業株式会社)


ヒューマネージでは、毎月の採用動向をまとめた『Monthly HR AGE』を発行しています。2024年6月号は、2025シーズン本選考動向、特集『いまこそ マイページコンテンツ!』、企業インタビューなどより詳しいマーケット情報やお役立ち情報をお届けしています。レポートの詳細、ダウンロードは以下よりお願い申しあげます。

 

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出典:『Monthly HR AGE 2024年6月号』

Profile

池尻 亮介Ryosuke Ikejiri

株式会社ヒューマネージ コンサルタント

信州大学卒業後、東京学芸大学大学院にで心理学を専攻。その後、政府機関における学力調査等の分析に従事。ヒューマネージ入社後は、採用活動に関する企業動向を中心としたデータ分析・統計の業務を主担当とし、企業の支援を行っている。


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