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Marketing Magazine

【2026シーズン】内定出し状況

RECRUITMENT

Published on 2025/06/13

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今回は、2026シーズンの内定出し状況についてみていきます。

 

4月末日時点で採用目標人数と同数以上の内定出しを行った企業は3割超に

内定出し状況・文系職種(4月末日時点)

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内定出し状況・理系職種(4月末日時点)

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[集計対象・算出方法]
i-webをご利用いただいている企業のうち、26シーズンの内定出し状況が判明している企業様を対象とし、4月末日時点での内(々)定を出した人数[辞退者除く]÷採用目標人数を文理職種ごとに集計して、全体、企業群別にそれぞれ算出
○企業群別:以下の4つに分類
・カテゴリーⅠ:2024年4月発表のキャリタス就活就職希望総合ランキング200位以内の企業群
・カテゴリーⅡ:2025年(24シーズン)9月末日時点のプレエントリー1万名以上、かつランキング外の企業群
・カテゴリーⅢ:同5000名以上1万名未満、かつランキング外の企業群
・カテゴリーⅣ:同5000名未満、かつランキング外の企業群

 

内定出し状況は、文理職種ともに、全体では100%以上の企業が3割超となっている一方で、引き続き充足に向けて取り組んでいる企業の様子も窺えます。また、昨年同時期と比較すると、文理職種ともに充足率の高い企業の割合が多くなっていますが、これは早期に最終選考を実施した企業が増えていることが理由と考えられます。

 

絞り込みの早期化や選考スピードの速さなどの影響もあり、学生が入社先企業の「決め手」に迷い、選考中や内々定出し後に離脱されてしまうケースも増えています。こうした課題を解決するために、学生の属性や志向性を考慮して面接官のアサインをしたり、選考と選考の間に面談を設け、活動状況の確認や惹きつけを行ったりと、さまざまな工夫の声が聞かれました。

 

◆◆◆

 

今回の調査から、4月末日時点における内定状況は、文理職種ともに3割超の企業において100%以上となっていることが分かりました。

 

これから最終選考を控えている企業もありますが、これまでの取り組みを振り返り、考えられる施策を随時取り入れていくことが採用充足のポイントになると言えそうです。

 

最新の採用ご担当者インタビューはこちら:

・若手目線の採用施策で魅力づけを。蝶理が30以上の自社イベントを実施する狙いと効果(蝶理株式会社)

・管理職研修から上長への個別のフォロー施策まで。クレスコが現場巻き込み型の健康増進施策を打ち出す狙い(株式会社クレスコ)

・見極めるべきは、パーソナリティとポテンシャル ジョブ型採用を導入した資生堂の狙いと目的(株式会社資生堂)


ヒューマネージでは、毎月の採用動向をまとめた『Monthly HR AGE』を発行しています。2025年6月号は、2026シーズン本選考、2027シーズンオープン・カンパニー/インターンシップ、特集『振り返り分析のはじめ方』、企業インタビューなどより詳しいマーケット情報やお役立ち情報をお届けしています。レポートの詳細、ダウンロードは以下よりお願い申しあげます。

 

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出典:『Monthly HR AGE 2025年6月号』

Profile

池尻 亮介Ryosuke Ikejiri

株式会社ヒューマネージ コンサルタント

信州大学卒業後、東京学芸大学大学院で心理学を専攻。その後、政府機関における学力調査等の分析に従事。ヒューマネージ入社後は、採用活動に関する企業動向を中心としたデータ分析・統計の業務を主担当とし、企業の支援を行っている。


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