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【2026シーズン】初回面接実施時期
RECRUITMENT
今回は、2026シーズン本選考の初回面接実施時期についてみていきます。
初回面接実施は文理職種ともに1月中旬がピーク
初回面接実施時期(予定含む)|文系
初回面接実施時期(予定含む)|理系
昨シーズンからの変化
[集計対象・算出方法]
i-webをご利用いただいている企業のうち、26・25シーズンの初回面接実施時期が判明している企業様(予定含む)を対象とし、時期別の割合を文理職種別に算出。また、企業ごとに時期の差を求めてその割合を算出
初回面接実施時期は、文理職種ともに1月中旬がピークとなり、文系で13.0%(昨シーズン比+3.0pt)、理系で13.2%(昨シーズン比+3.5pt)となりました。これは「初回」の締切時期の調査結果のため、早期の選考も対象とした数値ですが、広報解禁前となる2月下旬時点の累計では、文系は約7割、理系は約8割が実施を予定しており、それぞれ昨シーズンより1割前後の増加が見られます。また、どちらも約2割が昨シーズンから1ヶ月以上早める予定となっていることからも、前倒しの傾向が窺えます。
選考内容について伺うと、コロナ禍による影響で、一時は実施を見送られることが多かったグループディスカッションですが、再度取り入れる予定の企業様が増えているようです。これは、学生が組織の中でどういった動きをするのかを見ることができたり、同じタイミングで複数の学生を評価することができる、といったメリットによるものと考えられます。
◆◆◆
今回の2026シーズン初回面接実施時期調査では、文理職種ともに昨シーズンから前倒しの傾向が窺えました。
初回応募締切時期や初回内定出し時期も同様に昨シーズンよりも前倒しする企業が多いという調査もあり、2025シーズン本選考の応募締切から面接、内定出しまでの一連の流れにおいての早期化が窺えます。早期選考と通常選考、あるいは複数クールで選考を行うような場合は、初回クール後の見直しをタイムリーに行い、次のステップに向けて改善を図っていくことが重要と言えそうです。
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ヒューマネージでは、毎月の採用動向をまとめた『Monthly HR AGE』を発行しています。2024年12月号は、2025シーズン/2026シーズン/2027シーズンの企業・学生の動き、特集『伝える/伝わる 自社らしさ』、企業インタビューなどより詳しいマーケット情報やお役立ち情報をお届けしています。レポートの詳細、ダウンロードは以下よりお願い申しあげます。
出典:『Monthly HR AGE 2024年12月号』
Profile
池尻 亮介Ryosuke Ikejiri
株式会社ヒューマネージ コンサルタント
信州大学卒業後、東京学芸大学大学院にで心理学を専攻。その後、政府機関における学力調査等の分析に従事。ヒューマネージ入社後は、採用活動に関する企業動向を中心としたデータ分析・統計の業務を主担当とし、企業の支援を行っている。