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Interview

「自分の力でビジネスを作る人材」を採用する。
商社だからこそ譲れない“個”の魅力

Published on 2021/06/09

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Profile

野田 健士朗Kenshiro Noda

蝶理株式会社
人事総務部

2019年、蝶理株式会社に新卒入社。入社1年目から人事総務部に配属される。現在は新卒採用の主担当として採用企画、運営を担う。

蝶理株式会社は、繊維、化学品、機械という3つの分野においてグローバルに展開する専門商社です。とりわけ繊維事業においては、事業の川上(原材料の調達)から川下(衣料品企画・製造)まで一貫して差別化と高付加価値化を追求しており、合成繊維の取扱高では国内トップレベルを誇ります。そして売上高の約7割は海外関連事業が占め、海外拠点は実に35カ所(2020年3月末時点)。そんな同社の原動力は、若手の内から世界中を飛び回り、自分の力でビジネスを創り上げていく社員の圧倒的な「個」の力だといいます。「学生の表面的な営業力ではなく、人間としての本質、魅力を徹底的に大事にしたい」と語るのは、入社2年目にして採用の主担当を務めた野田健士朗様。「個性」にこだわる採用戦略に迫ります。

「自分の力でビジネスを作る」独自の企業風土

貴社は繊維、化学品、機械という3つの専門分野を持つ商社として、グローバルなビジネスを展開していますね。こうした事業内容を踏まえ、どのようなポリシーをもって採用活動を行われているのか教えていただけますか?

当社は、「人を活かし、人と活きる。人を育て、人と育つ。人を繋ぎ、人に繋げる。」という人事ポリシーを掲げています。採用においてもこのポリシーに基づき、あくまで「人」としての本質を重視した活動を心がけています。当社は商社ですので、社員の仕事は特定の商材を取り扱うことではなく、「人と人を繋げながらビジネスを作り出していくこと」。つまり社員こそが「ビジネスの源泉」ともいえます。いかに人として魅力的な人材を採用するかが、私たちのミッションだと考えています。

貴社の考える「魅力的な人物像」とはどういうものですか?

受け身になるのではなく、自分の想いや考えを発信し、自分の意志で行動できる人。一言で言えば、「自分の力でビジネスを作っていける人物」です。

―「自分の力でビジネスを作る」というのはインパクトのある言葉ですね。実際に貴社にはそのような環境があるのでしょうか。

当社のビジネスの特徴は、特に繊維の分野においては、原料や資材といった川上分野から、市場・流通といった川下分野までone stopで手がける点にあります。いわば「商」と「工」を同時に追求するビジネスモデルです。この事業の幅の広さに加え、当社には伝統的に、若手社員に大きな裁量を与える風土があります。35カ所に及ぶ海外拠点を軸に、営業社員は常に世界各地を飛び回りながら、特定分野のビジネスを深化・拡大しています。そしてこれを、もちろん周囲の協力を受けながらですが、「一人でやってしまう」。若手にチャンスを与え、たとえ失敗してもリベンジできるチャンスがある。それが蝶理の社風なんです。

確かに、とても「個」の力が重視される職場ですね。野田様ご自身も、日々の業務の中で蝶理のそうした社風を実感されていますか?

私は2019年に新卒入社し、すぐに人事総務部に配属されたので営業経験はないのですが、人事の仕事を通じて「蝶理らしさ」を日々体感しています。現に私は入社2年目にして、蝶理の新卒採用の主担当を任せてもらっています。採用チームには他に2名の先輩社員がいますが、彼らはサポート役で、私がメインという位置づけです。採用企画の立案、予算のコントロール、そして運営まで、私が務めています。

まさに「自分の力でビジネスを作る」という環境ですね。

そうですね。ハードな反面、やりたいことができる面白さがあると思います。私の場合、一週間の研修後、配属2日目でもう会社説明会のパネルディスカッションに参加させてもらいました。内心こんなに早く本格的な仕事があると想像していなかったので「えっ、嘘やろ?」と驚きましたが、早い段階から責任ある仕事を経験できた分、成長も早かったと感じています。

学生の魅力を引き出す、笑いの絶えない面接

貴社の採用では「魅力的な人物」の採用に注力されているというお話でした。「人」を見極めるためにどのような工夫をされているのか、お聞かせください。

私自身が大切にしているのは、「人事 対 学生」という関係ではなく、あくまで「人 対 人」として話をすることです。もちろん、面接に臨む学生のほとんどは緊張しているので、いきなりそういった状態に入ることはできません。そのため、こちらからなるべく緊張を解きほぐし、フランクな雰囲気を作ります。当社の面接官には決められた質問事項もありません。たとえば「志望動機」は就活で定番の質問ですが、蝶理には最後まで志望動機を聞かれないまま入社する人もいます。

志望動機を聞かない、というのは型破りな面接ですね。野田様が学生時代に選考を受けた際の印象はいかがでしたか?

まだ2年前のことなのでよく覚えているのですが、蝶理の面接は本当に他社とまったく印象が違いました。「ザ・面接」という堅苦しさがなく、ずっと笑っていた記憶しかない。自分が面接官になった今も、会話を楽しむことを心がけていますし、一緒に話していて「楽しい」と感じられる学生は当社に向いていると思います。グローバルな環境で営業をするときにも、「この人と付き合いたい」と思わせる人としての魅力が鍵を握るからです。

面接前の適性検査もかなり重視されていると聞きましたが、これについてはどのような方針で活用されていらっしゃいますか?

ありがたいことに、当社には毎年たくさんの学生が応募してくださっています。一方で、面接を実施できる人数は限られています。そのため適性検査を活用し、当社との大まかなマッチングを確認しています。当社には「自分の力でビジネスを作る」という風土がありますので、それに馴染める方にご入社いただきたい。適性検査は現有社員の分析にも用いているものですから、かなり精度が高いと考えています。とはいえ、人を知る上ではやはり直接会って話すのが一番。2021年卒新卒採用ではコロナ禍の影響で面接の一部をオンラインで行いましたが、幸いにして最終面接は、流行が収まった時期にリアルで行うことができました。オンラインにしなかった分、他社に遅れをとった部分もありますが、「直接会ってみないとわからないこと」もやはりありました。「人」へのこだわりを貫いたことに、悔いはありません。

アイデアを自由に駆使し、「人」の魅力をもっと伝えたい

2022年卒新卒採用についてお聞かせください。

まずは、毎年参加している合同イベント「繊維商社フォーラム」を、これまで以上に充実させたいと考えています。このフォーラムは人材会社が主催のイベントではなく、当社を含む日本の代表的な6社の繊維商社の人事が協同で開催しているものです。繊維業界に興味を持つ学生の集客に強く、このフォーラムの参加がきっかけで入社する人も多くいます。2022年卒新卒採用からは私が主担当となり、LINEで登録した学生に情報を定期的に配信する仕組みを活用することになりました。SNSやチャットアプリに親しんでいる学生を狙ったアプローチです。

学生と世代が近い、野田様らしい施策です。

そうかもしれませんね。それ以外にも、YouTubeの就活専門チャンネルに会社説明動画をアップするなど、ITを活用した新しい施策をすでに実施しています。また、例年リアルでおこなっていた会社説明会も、2021年卒新卒採用からはオンラインに切り替えました。今後もオンラインを活用したイベントや施策は積極的に模索し、活用したいと考えています。

今後の中長期的な採用戦略についてはどのようにお考えでしょうか。

グローバル人材、つまり海外留学経験者や、外国人留学生の採用をより積極的に展開したいと考えています。当社の仕事は常にグローバルな市場に関わるものですし、海外出張、海外赴任の機会も非常に多い環境です。海外経験のある学生はやはり海外への適応能力が高いですし、強いバイタリティを持った人も多い。裁量権が大きいビジネスとの相性も良いと思います。2021年卒新卒採用でも外国人留学生向けのイベントに参加しましたが、こうした露出をもっと増やしていきたいと考えています。

野田様が考える理想的な「蝶理の採用」とはどのようなものか、教えていただけますか。

蝶理の一番の魅力は「人」だと思うので、それをもっと学生に伝えられる採用活動を展開したいですね。たとえば学生が私服のまま会社を訪れて先輩社員の話を聞けるような、カジュアルなOB訪問の仕組みを作りたい。現場の営業社員が日々忙しく飛び回っているので調整が難しい部分もあるのですが、そうした仕組みが確立されれば、蝶理ファンになる学生は絶対に増えると確信しています。

なぜそのように思われるのですか?

まさに私自身が、蝶理の「人」に惹かれて入社したからです。私は就職活動中、長らく蝶理のことを知りませんでした。友人に誘われて最後の自社説明会に来て初めて蝶理という社名を知り、その後の面接や座談会を通じてたくさんの社員と出会い、その魅力や雰囲気に惹きつけられていったのです。当社の社員は、若手はもちろん中堅、部課長クラスの方まですごくフランクで、会社の嫌なところも好きなところも、すべて率直に話してくれました。座談会のとき知り合った中堅社員は、いまだに仲良くさせてもらっています。

それは素敵なことですね。最後に、採用という仕事に対する想いをお聞かせください。

BtoBビジネスということもあり、多くの学生は蝶理という会社を知らない状態で就活を始めます。この「ゼロ」の状態から会社の魅力を伝えるのは、決して簡単なことではありません。しかしその分、「どうすれば蝶理のことを知ってもらえるだろう?」とアイデアを出し、実行するやりがいも大きいですし、私たちの想いが伝わり入社してくれたときは、ものすごく嬉しいです。自分が採用した新人たちに対しては、ほとんど年齢は変わりませんが、まるで我が子のような愛着を覚えます。

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